1 50歳の記念(!?)に半巾帯を50本つくろう!という ほぼ思いつきのようなノリで始まった企画。 iwasakiにおける半巾帯とは? 実はLIFEそのものなのかもしれないと作りながら痛感。 特に私(エツコ)にとっては。。。 私が取り掛かる場合は、 まずは残り糸を逆算するところから。 ほんのちょっぴり残った糸も、必ず効果的に使い切る ことを念頭に。 ![]() タテ糸の整経はクニヒサが、やはり残り糸から生む縞。 ヨコ糸の入れ方によっては、タテ色を消すことも。 タテを見え隠れさせるのも織物の凹凸感や、奥行きを 出すのに効果的になったりします。 ![]() 同じタテ糸でもヨコ色が変わればほら・・・。 上の黄色い半巾と同じタテの姉妹とは思えないほど。 同じタテから4本ずつ制作していまして。 クニヒサと私で代わる代わる・・・ちょうど道半ば。 只今25本目の半巾帯を織っております。。。 50本の半巾帯、今年の『日本の夏じたく』展で ずらりと並べるつもりでおりまして。 ひとつひとつ。 一越一越がまるで今日までの月日のようで。 今織っている奇跡。 これまで作ってこられたキセキ。 「増孝商店」開店中の空き時間にせっせと繋げた つなぎ糸たちも。 出来る限りの愛を込めて!最大限に活かせるように 散りばめています。 今現在もこれからも。 捨てることなく生み続けたい願いもこめて。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2020-01-24 21:50
| 着尺・帯
『青木間道をモチーフにした八寸帯地』です。 今までに制作してきたものとチョット違うストライプ。 真田紐のような部分がチャック!になっています。 いや、ファスナー?うん、ジッパー! チャックもファスナーもジッパーも。 どれも同じ。 お口をぎゅっとギュッとギュギュっと(!?)締めて。 ![]() でもiwasakiはおしゃべりだしなぁ。 もともとゲラだから、笑い出すと止まらないから。 シュルルーっと(!?)ぱっくりと(!?) 開かないようにグッと締まったお色も作りました。 ![]() 今織っているのはビターチョコレートのようなベースで。 ヨコにもファスナーのような段が活きます。 チャックという名称は、巾着からもじって尾道で生まれた と知り・・・う~ん、感慨深いなぁ。 尾道イイところだったなぁ。また行きたいなぁ。。 そんなコトを二人で話しているうちに・・・ 尾道の海のような ブルーがメインカラーになりました(笑)。 尾道レモンをハチミツに漬けて。 西から少ーしずつやって来る、春を待ちながら・・・ ♪~あかいスイートピーぃ~♪ 「・・・お口チャックでお願いします。」クニヒサ。 ハイハイ失礼いたしました。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2020-01-18 22:51
| 着尺・帯
基本的に休日の無いiwasaki。 用事があって仕事が出来ない日が休日というスタイルで。 キッパリとオンオフつけない(つけられない!?)コトに 勝手に自由を謳歌しているつもりになっていたりして(笑)。 蔵前は元々は問屋街なので。 土日休日はお休みの店も多く、オフィスも人がいないから 本当に静かで人通りもない分、こちらは作業が捗ります。 仕事が捗ったら早めに終わりにして。 隅田川沿いの遊歩道を、日頃の運動不足解消に(なるか どうかは?)少し早歩きでクニヒサと。 (本当は健康診断で運動不足を指摘されたのはクニヒサの ほうなのだけど)目的が無いのにただ歩くのも・・・と 文句たれるので、江東区にあるホームセンターにカメの 大好物の『カメのおやつパン』を買いに(笑)。 まずは柳橋を渡って遊歩道に降りて。 両国橋の下を通りまして・・・。 このシュッとした橋は新大橋です。新大橋を渡ると、カレーパンで有名なカトレアのある 森下エリアになるのですが。日曜はお休みだし、 平日でも夕方じゃありつけないので・・・それはまた 改めて出直します! ![]() 最近、塗装工事が終了して綺麗になった清洲橋。 清洲橋は、硬派な鉄骨の機械チックな感じでありながら 曲線も美しくて、私(エツコ)のお気に入りのひとつ。 一番ご近所の蔵前橋と、次の両国橋は何故だかものすごく 素っ気なくて。うっかりすると見過ごしてしまうのだけど。 同じ蔵前でも話題のお店の多い、2丁目近くの厩橋も 見応えのあるフォルムでして。 清洲橋も渡ると、やはり人気の清澄白河方面。 カッコイイ橋と人気のエリアって関係あるのかも!? 隅田川沿いの遊歩道テラス、我が家の子供たちも 田舎が恋しくなるとランニングしたり歩いたり。 星を見つけることができるのも嬉しいそうで。 iwasaki夫婦も。リフレッシュとアイディア探しの 週に一度のお散歩です。。。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2020-01-14 21:11
| 工房周辺
伊勢丹新宿店でのグループ展のときにご注文くださった Mさまは、iwasakiの御柱織りで「何か」をご希望。 しばらく考えて。。。 「私ね、毎日土鍋でご飯を炊くの。 ある作家さんの土鍋なんだけど、本当に美味しいの。 炊いている時も、炊けて食卓に置かれた姿も。 すっごくイイのよ。幸せなキモチになるの。 毎日美味しい土鍋のご飯みたいな三つ崩しがイイかも」 三つ崩しとなると、濃淡がないと作れないので 白米だけではなくて玄米も混ぜていいですか? 遠目には7分づきくらいのご飯に見えるかと思うの ですが・・・。のクニヒサに 「お任せします!良いようにしてください。」Mさま。 懸命に美味しい米づくりに励んでいる人がいて。 美味しいご飯を炊くことに特化して土鍋を作る人がいて。 たくさんの人の手間ひまにMさまの手間ひまも加わって。 Mさまのお宅の食卓は、幸せに満ちているのだから・・・ iwasakiも。 宮坂製糸さんで人の手で懸命に引かれた玉糸で。 双子の繭の節の味わいと、座繰りの手引きの味わいを 存分に引き出せるよう、一越ずつ杼を替えての崩し。 年末に伊勢丹新宿店の特選呉服でMさまに見て頂いて。 とっても喜んでくださって。 心から安堵いたしました。 なんせMさま、お代も先払いだったものだから・・・ 実物を見て、もしがっかりされることがあったらと。 でも制作中は。 とっても楽しかった!(笑)だって、つやつやふっくら まるで炊き立てご飯そのものだったので! iwasakiは、なんといっても何でもない日が好きです。 特別じゃないフツーの日。 朝は大抵、コーヒーとトースト。 冷蔵庫の夕べの残りを変化させたお昼ご飯を食べて。 今日の仕事は、今日だけのものでもなくて 昨日から明日や来週に繋がってゆく仕事。 ちょっぴり居心地の悪い(!?)特別なお正月という ハレの日を、いつもより長めに過ごしましたので。 4日からいつも通り仕事場に戻り、あぁ幸せ~。 Mさまの御柱織りのような、毎日着ても飽きない 何でもないけれど幸せなキモチになれる織物を! 今年もせっせと織り続けたいとおもっております。。。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2020-01-08 23:00
| 着尺・帯
新しい年が始まりまして。 どうか皆さまにとりまして穏やかな一年になりますよう。。。 iwasakiも古くて新しい、穏やかで健やかな織物を 今年もココ、蔵前の工房から生み出し続けたいと思います! 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 ![]() 昨年末に南部町の家から連れ帰った、本や古道具たちを少しだけ。 蔵前の工房は狭いので諦めていたのですが・・・やっぱり。 ちょっとポンコツで、ちょっとブサイクで、ちょっと手のかかる、 そんなモノたちにこそに惹かれてしまう私たち(笑)。 iwasaki織物とよく似ています。。。 蔵前の工房も南部町地代の工房と同じ雰囲気になってきまして。 かなり南部町の工房が恋しくなっていたので(オヨヨ・・) これでまた、元気に仕事に取り組めそうです! ▲
by senshoku-iwasaki
| 2020-01-01 15:12
| 岩崎のある日
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