<   2020年 04月 ( 9 )   > この月の画像一覧
Nさまの御柱織りに取り掛かりました。
昨年からご注文頂いていたNさまの御柱織りは。
赤味を帯びたチャコールグレーと、
やや青味のシルバーグレーの三つ崩しです。

赤味と青味でからか、遠目に見ると紫っぽい
上品なグレーの無地にも・・・。

そういえば私(エツコ)にとって・・・
このお色こそが、Nさまそのもののように感じて。

Nさまの御柱織りに取り掛かりました。_f0177373_18452016.jpg
初めてお会いした時からずっと変わらず。
いつお会いしても穏やかで、優しくて、ユーモアが
あって、ナチュラルで。

ご注文で制作させて頂く場合、いつもこうして・・
その方のお顔を思い浮かべながら。

染織こうげい・浜松店さんでの作品展のための
新規格の帯地制作に、ギリギリまで時間がかかり。
こうげいさんに無事納品が済んでから、じっくりと
取り掛かりたいと思っていました。

iwasakiいつものことでたいへん恐縮なのですが、
長らくお待ち頂いて。
この秋にはお召し頂けるように織り進めております。

『糸ぢから・春帯夏帯』ですが、第二部として
5月7日(木)~17日(日)まで延長してご紹介
して頂けることになりました。

こうして織物制作を続けさせて頂けていること、
本当に感謝しております。
少しでも良い仕事をしたいと思っております。







by senshoku-iwasaki | 2020-04-30 22:11 | 着尺・帯
手でワーク。
入学式の前日に緊急事態宣言が出て、念願の(!?)
高校生活がまだ一日も始まらない娘。

推薦試験で一足早く、2月末から春休み状態にも
かかわらず・・ちょうどその頃から新型コロナウイルス
が影を落とし始めて。
小2の時に罹った川崎病の体験からか、日頃から
健康にかなり気を使っている娘は、卒業式からほぼ
家から出る事無くSTAY HOME.。
ヘルマンリクガメの万年(まね)ちゃんのお世話に
高校からの課題をこなしつつ・・・。

iwasakiはいつでも「手でワーク」なのでいつも通り
1階の仕事場でクニヒサと機を織っていると・・・。
上の階からトンカントンカン・・・あれれ!?
景気がイイねぇ、大工さんでも入ってるかい?ってな
具合のサウンドで(笑)。
あら、またお嬢さんの工作が始まったわねぇー。

年明けには始められる・・と聞いたはずのここのビル
の下水管の工事が、業者さんの都合がつかず進まず。
1階のトイレが使えないので(笑)、一日に何度か
自宅階に階段を駆け上がるのが唯一の運動の私。

「かぁつん、出来た~!これで火傷知らずよ」娘。

毎朝使うミルクパン、火加減によっては取っ手がもの
凄く熱くなるコトがありまして。
あちゃちゃ~!と定期的に大騒ぎな私(エツコ)。

「おぉぉ。イイじゃん!あーた才能あるねー。」私
「STAY HOMEの才能でしょ(笑)。」娘
「あら、わかっちゃった?」私
「自分でもチョットそう思ってた(笑)。」娘

滑らない革の鍋つかみは、朝から気分も
上がりそう。どうってないけど、あると
ココロが満たされる、どうってあるモノになる
かもしれない「手でワーク」。
うっかり者の私への心遣いもウレシイ
娘の「手でワーク」。


手でワーク。_f0177373_21240462.jpg

by senshoku-iwasaki | 2020-04-27 23:12 | 岩崎のある日
染織こうげい・浜松店さんでは。
今年もiwasakiの作品展のオファーを、
昨年から頂いていて。
この半年間、基本的に休日は無く取り組んで
きました。

新しい試み、『糸ぢから春帯夏帯編』。

こんなときでなければ、ぜひ!と言いたいところ
ですが。

染織こうげい・浜松店さんでは。_f0177373_18494511.jpg

写真は『イワサキ式ドロップス』の阿波藍とアイボリー
バージョン。
スカッと爽やかなキモチのよい五月の風のような。。。

皐月といえば、旧暦だったら梅雨のころ。
子供のころ、近所の旧家のお庭に雨の中にぼわんと
幟を立てているお宅がありまして。
描かれた鍾馗さまが怖かったのを覚えていまして。
それに対してこどもの日のころ上がる、
幼なじみのコウちゃん家の、黒と赤と黄緑の大中小の
ナイロン製の鯉のぼりがとても明るく見えて。

そのときに「五月晴れ」の由来を母から聞いたような。。
今は幟を見る機会は無いけれど、
旧暦の皐月の頃のイメージが『ぼわんとストライプ』
新作の八寸だったのに対して
この『阿波藍とアイボリー』は新暦の五月のイメージ。
時代は移っても。
我が子の健やかな成長を願う親のキモチは同じ。
蔵前に来てからは、こいのぼりも見られませんが。。
仕事中、外の通りをマスク姿でベビーカーのママさん
の姿を見るたびに、赤ちゃんを持つ不安に更にこの
不安な事態・・つい、心の中でこいのぼりを振って
エールを送ってしまいます(笑)。
はやく本当の五月晴れになりますように。。。

染織こうげい・浜松店さんでは細心の注意を払って
営業をされています。
今回はクニヒサの在廊は取りやめになりました。
『岩崎訓久・悦子作品展・糸ぢから春帯夏帯』
4月23日(木)~4月27日(月)

by senshoku-iwasaki | 2020-04-22 23:22 | 展示会・お知らせ
itonosakiさんの企画展のお知らせ。
『大人の半幅帯・初夏揃え 2020』と題して、
itonosakiさんセレクトの手仕事の品々が並びます。

ですが、今年は。
新たに出された緊急事態宣言を踏まえて、南青山の
itonosakiさん店舗は、5月のGW明けまで臨時休業
となっておりまして。

「イトノサキ・エキシビジョン」として
instaglamネット展示会という新しいカタチで
開催中です!@itonosaki_exhibition
itonosakiさんの企画展のお知らせ。_f0177373_19313700.jpg
昨年に引き続き・・今年もイトノサキさんから
iwasakiも半巾帯の出品依頼を頂きまして。
今年の『日本の夏じたく』で並べようと制作し
ていた「半巾50+」の中から10点をお預けして
おります。
昨年から「夏じたくまでに半巾を50本織りためる」
ことを目標に制作してきまして。
今年2月の段階で『日本の夏じたく』の中止が
決まり、いつもよりイロイロなバージョンの
半巾が生まれておりましたので。

itonosakiさんの企画展のお知らせ。_f0177373_19125138.jpg
例えばこんなレアなタイプも。
普段の素材は、ほとんど絹なiwasakiですが。
これはタテがリネン、ヨコは茶綿の杉綾織り。
茶綿は手紡の糸なので不均一さが良くて。
織りの切り返しで菱を出したり、リネンと
茶綿を一越ずつ入れることで、ぐしぐしと
運針のように見えるのも気に入っております。
デッドストックの昔の手織物のような。

実はこう見えて。
このタイプは制作に時間がとてもかかるので
4本しか作らなかったうちの1本です。

「半巾50+」。正直なところまだ40本しか
織り上がっておりませんで(笑)。
このレアタイプの兄弟(!?)を含めて
染織こうげい・浜松店さんでの作品展にも
お預けいたします。。。

・・・結局。
半巾50本ズラリと並べた姿は、私たち自身
今年も見るコトが出来ませんでした(笑)。
来年の夏じたく展までには・・・!?




by senshoku-iwasaki | 2020-04-20 23:21 | 展示会・お知らせ
新作の夏九寸帯地『ギンガムチェックと眼鏡』。
今年のiwasakiの新シリーズ、透ける夏帯地として・・・。
前回ブログに登場した『白い雲 藍の雲』と
『白い雲 銀の雲』の前に取り掛かったもの。

ミントグリーンのギンガムチェックに浮かぶ雲?
もしくは眼鏡?
新作の夏九寸帯地『ギンガムチェックと眼鏡』。_f0177373_19310669.jpg
この夏帯地シリーズ制作のためにお願いした糸は、
タテヨコともに宮坂製糸さんで双子の玉繭を、
座繰りで引いて頂いたものです。

雲の部分は『御柱織り』で使用している、やはり
iwasakiにとって・・・宮坂製糸さんのとっておき
の玉糸です。


新作の夏九寸帯地『ギンガムチェックと眼鏡』。_f0177373_19312851.jpg
糸ぢから全開で。
だけどふわーっと軽ーくなるように。。。
あれやこれや考えながら浮かばせた雲たちです。

日傘が似合う、夏のお着物姿を思い浮かべて。


by senshoku-iwasaki | 2020-04-18 22:59 | 着尺・帯
新しい山形斜文は、『ぼわんとストライプ』です
ザーッと、スーッと、ほわーっと落ちる滝の
ようなイメージの縞です。

小さめの山形斜文の大小で。
今回の山形斜文八寸帯地、タテもヨコも群馬県の
碓氷製糸さんの絹糸です。。。
新しい山形斜文は、『ぼわんとストライプ』です_f0177373_18120437.jpg
タテ糸は『ふい絹』という、無撚りの絹糸で。
iwasakiの銀河絹シリーズは、長野の宮坂製糸さんの
『銀河シルク』を使っていますが。
糸のつくり方は、どちらも同じように沢山の繭を、
ゆっくり旋回させながら撚りをかけずにひくそうなの
ですが両者はやはり違いがありまして。
今回はこのために碓氷製糸さんに細めにつくって
頂いたものです。

新しい山形斜文は、『ぼわんとストライプ』です_f0177373_18113738.jpg
ヨコ糸はキビソということなのですが、とても
綺麗に揃ったキビソ(緒糸)です。
タテもヨコも細めの糸で構成してますので、
繊細な感じの仕上がりになりました。

キラッとしつつマットな落ち着きもあって。
今回のタイプも絹のさまざまな表情が楽しめます。
素材のチカラ無くしてiwasakiの織物は出来ませんで。

沢を上って美しい滝を見つけたときのような
静かに織物力を感じるような八寸帯地に・・・
なったらいいなぁ。と思いながら織りました。





by senshoku-iwasaki | 2020-04-13 21:49 | 着尺・帯
itonosakiさんからの嬉しすぎる画像。
昨年、グレーの無地の吉野格子九寸帯地を制作させて
頂いたNさま。
2月に「itonosakiさんで撮って頂いたの」と画像を
お送りくださいまして。
itonosakiさんからの嬉しすぎる画像。_f0177373_19065814.jpg
その日は結城紬に合わせてくださったそうで・・・。
シックな中に、温かみのあるNさまの着こなしで。
帯締めと帯留めに、ふんわりとやがて来る春が。

そしてもうお一方。
itonosakiさんでiwasakiの八寸帯地『色硝子』を
itonosakiさんからの嬉しすぎる画像。_f0177373_19052838.jpg
お求めくださいましたお客様。
素敵な笑顔とともにitonosakiさんからのお写真を
3月に頂いて。
ブログ掲載のご承諾を最近頂きまして。

あらためて着物ってイイなぁ。
こんな時だからこそかもしれませんが、私たち自身
のココロが満たされてゆく思いになりまして・・。
このタイミングでアップさせていただきました。

itonosakiさんでは
4月17日(金)~5月2日(土)の日程で
「大人の半幅・初夏揃え2020」という企画展を
当初より予定されておりまして。
iwasakiも半巾帯を出品いたします。ただ、この
緊急事態中ですのでネットでの展示会に準備中
とのことです。。。

今年iwasakiは、半巾帯50本を『日本の夏じたく』
で展示しようと準備をしてきましたが、
新型コロナウイルスで中止となりました。
その半巾帯たちは、2本は『日本の夏じたく』のオンラインショップで。それ以外はitonosakiさんの
この展示会と、染織こうげいさんでの作品展に
ご紹介させていただくことになりました。

これからどうなってしまうのか、誰にも見えない
未来だけれど。素敵なユーザーさんのお姿に
iwasaki、励まされまして。私たちに出来ること
は織物づくり以外何もありませんので(涙)。
出来る限りのことを、精一杯頑張りたいと思います。









by senshoku-iwasaki | 2020-04-08 23:26 | 着尺・帯
日本橋・清寿軒の『栗最中』と『小倉最中』。
3月のこと。
「・・・もうねぇ、ここのどら焼きはいつ行っても
人気で。買えなくなっちゃってねー。」
お世話になっている、染織こうげいの社長さん。
その日は東京オフィスから蔵前にいらしてくださって。

浜松店での作品展の最終打ち合わせと、新作状況の
スナップ撮りに「ほい、エツコさん」。
日本橋・清寿軒の『栗最中』と『小倉最中』。_f0177373_18065724.jpg
うはっ!栗です!カワイイ丸味です!
「ここのね、栗羊羹も有名なのよ。とにかく
行列なのはどら焼きだけど・・」社長さん。
こちらの栗最中スゴイです。なんといっても
程よいサイズの栗がゴロゴロ、餡と渾然一体
となっておりまして。栗好きの私(エツコ)
感激!大きな一粒より、栗だけの餡よりも
もっと栗と小豆の両方を堪能できるのです。。。
おおぉ。
こりゃ、栗羊羹も有名なわけだと納得。

日本橋・清寿軒の『栗最中』と『小倉最中』。_f0177373_18064225.jpg
そしてこちらは以前にも頂いた『小倉最中』。
いつ食べても香ばしさと餡のバランスが良くて。
シュッとした小粋さもステキです。。。

日本橋のどら焼きといえば、この清寿軒さんと
うさぎやさんと言われていますが、私はまだ
清寿軒さんに行ったことが無いので。自転車で
(方向音痴が困った私なのですが・涙)道に
迷いながら(笑)是非とも行きたい!と思いながら。
今は週2で最寄りのスーパーに食料の買い出し
しか表に出ない私。

それにしても・・・。
ぐるぐるぶらぶらキョロキョロ・・・のんきに
出歩ける平和な日々が一刻も早く戻ってきて
ほしいと願うばかりです。





by senshoku-iwasaki | 2020-04-06 21:59 | 最中
新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。
今年はふわりとエアリーな、透け感のある九寸帯地
を作りたいと。
クニヒサ、この規格について糸の太さや、練り具合
密度などなど・・・。ずっと悩みまして。
ようやく透け感のある雲がふわふわと。

ひとつめは『阿波藍とアイボリー』バージョンです。
新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。_f0177373_18113126.jpg
組成は「めがね織り」という技法でiwasakiおなじみの
緯吉野に似ているのですが、よーく見ると違います。
裏ができるのがめがね織りです。

新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。_f0177373_18114800.jpg
森くみ子さんに染めて頂いた阿波藍の雲が浮かびます。

ふたつめは『白い雲と銀の雲』。

新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。_f0177373_18125044.jpg
銀鼠の雲が浮かぶバージョンです。

このタテ糸が無地のタイプの前に、ギンガムチェック
のような格子の中に雲を浮かべたタイプを作りまして。
その第一号と、八寸、半巾など数点を
4月9日(木)~4月13日(月)染織こうげい・神戸店
さんの「染織こうげい展」に出品いたします。

写真のタイプは染織こうげい・浜松店さんで。
4月23日(木)~4月27日(月)
「岩崎訓久・悦子作品展・糸ぢから春帯夏帯編」に。

手織りはとにかく時間がかかるもの。
この「春帯夏帯編」のためにこの半年間ずっと・・・。
土日もなく現在進行形で織り続けています。

暗い出来事が続く昨今ですが、
素材力に生かされているiwasakiならではの「糸ぢから」
に、光を感じてくださる方がいらしたら・・・
織物力を信じて織り進めます!







by senshoku-iwasaki | 2020-04-04 23:35 | 着尺・帯