連休中の晴れ間を狙って・・・山梨・南部町へ。6月に大変な思いをして取った草が、また茫々(涙)。それでもお隣の、集落のシンボルのような大きな銀木犀と、我が家の庭先に植えた白い彼岸花がお迎えしてくれて。秋のお彼岸を、ひしひしと実感したりして。 連休でレンタカーも近隣では空きが無く、市川まで行きまして。午前中に出たものの、南部町に着いたのは夕方でしたが。それでもすぐさま庭の草取りに。やぶ蚊はブンブンしていましたが、前回恐怖でしかなかったヒルの姿は無く・・安心しての草取り。(笑)
翌日は朝から裏庭や、家の周りの草刈りと。庭のカボスは今年は豊作で! 裏庭の山椒は、青い実を醤油漬け用に・・。前回かなり採ったつもりでしたが、こんなに残ってたのかぁ。。。赤く色づいて、また鳥たちがいろんな場所に運んでくれそうです。 裏の土手を、草刈り機を回していたクニヒサがおおっ!キイロスズメバチがブンブンしてると思ったら、大きな巣。刺激しないようにそーっと、周りの草を取って・・・。程々(!?)で終了(笑)。 連休中なら草取り人員として子供らも?と思ったものの。高3息子は、連休明けに大事なテストがあるからとパス。高1娘は大切なペットの、ヘルマンリクガメの万年(マネ)ヒョウモンリクガメの最年(モネ)のお世話があるからと。コロナがなければ、幼馴染みにも会いたいところだろうけれど。南部町は感染者ゼロだそうで、私たちもほとんど人に会うことなく・・いつもの弾丸で。 だったら平日でもよかったなぁ。。。行きも帰りも渋滞で、ヘロヘロのiwasaki夫婦の休日。
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by senshoku-iwasaki
| 2020-09-25 22:14
| 岩崎のある日
「健康診断が9月末までなんだよねぇ・・」私。「このところ歩いてないからなぁ。きっとまた運動不足指摘されるなぁ・・。」クニヒサ。「今日は久々に、隅田川沿いを浅草方面に行きましょう!」私。 蔵前橋から大川(ここいらのおとーさんたちは必ず隅田川を大川と古い言い方をしまして。流石だなぁなんて感心してたら、結構お婿さん率が高かったりして・笑)を浅草へ・・・厩橋、駒形橋、吾妻橋を過ぎたら、言問橋。そして人しか通れない桜橋を渡って「ご隠居、団子屋が!」私。「エツコさん最初っからそのつもりでしょーが。」 えへへ。言問団子は、30年ほど前クニヒサから貰って。柳橋梅花亭の三色梅最中とともに、その餡子の絶品さに腰を抜かした(ホントです・笑)私の中では両横綱でして。そういえばこちらにも最中があると知りまして・・・。 都鳥を象ったカワイイ最中。お店では頼んでから餡を詰めてくれます。小豆餡と白餡がありまして、やっぱりスゴイ。皮(種)がまた美味しい。香ばしいんだけれど餡と一体化していて。そこに絶品の餡なのです。小豆餡もちょっと違うのです。。大納言の粒餡なのだけど所謂粒餡じゃないのです。白餡のほうは、言問団子と同じ手亡豆の後からお豆の香りがスーッと鼻に抜ける、上品だけどしっかりパンチもある餡で。良質の素材を活かしきった仕事が伝わってくるオリジナル性の高い、他に無い最中だと思います。 お店の暖簾もステキ!有名な書家の方の字だそうです。。。 お店ではオリジナルの器で、言問団子とお茶がいただけます。このお団子が3色どれもそれぞれ、材料の違いと仕事とであぁ・・たまらない。お茶がほんとよく合う!と思ったら、言問団子に一番合うように厳選した契約農園の川根茶だそうで、なるほどー。と鼻が膨らむ私。 言問団子は、出来た日その日限りの粋な味。団子も最中も、ちょっぴり高価なのはきっと素材の良さ。江戸末期からずっと変わらずこの団子だけで今も作り続けて。。。やっぱり凄いことです。こんな凄い仕事が食べられる幸せ♡ 「エツコさん、歩いた意味全然無くなってますよねー。」クニヒサ。「おぉぉ。お向かいは長命寺の桜餅だ!」私。 向島三大和菓子といえば、この言問団子さんと長命寺の桜餅と、志満ん草餅と言われていますが、向島にはあの菊最中の青柳清家もあってうふふ。秋はお散歩が楽しみです。
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by senshoku-iwasaki
| 2020-09-14 18:11
| 最中
シルバーグレーとピスタチオの小さな縞に、ヨコ糸はターコイズグリーン。 タテ糸が密に出てくる組成なので、シルバーグレーが出てくる部分と、ピスタチオが出てくる部分でギラっと見え方が変わります。。。 6月に制作した『雨音拍子』はチャコールグレーとシルバーグレーの組み合わせで。渋い江戸小紋のような風情でしたが、それは今回も。 シボ感と、独特の光沢は、絹量によるもので。贅沢な絹織物ならではの垂れ感がたまりません。。。 「織小紋」シリーズとして今年産声をあげた、この新シリーズ。iwasakiらしい、どうってない無地ライクな着尺でありながらしっかりと(!?)織りならではの質感と色味を出せているのでは・・・?と。着尺の新シリーズは久しぶりです♡平織り、綾織り、緯吉野、吉野格子に、経吉野。 それにしても。手織りは時間がかかりまして。今日はとても捗って5尺。おぉぉ、よくやった(笑)。つもりだけれど。一反約12メートルのうち、一日2メートル織れない現実(涙)。この、じれったさも愛おしくて。 いくらこの仕事に定年がないといっても。いつまでこの細い糸の仕事が続けられるかは・・分からないので。作れるうちは出来るだけ細かい仕事を進めたいと思っております!
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by senshoku-iwasaki
| 2020-09-09 22:07
| 着尺・帯
Eさまは以前、格子に緯吉野を入れた『入り江の波』シリーズの着尺を作らせて頂きまして。 「次回は無地ライクな着尺も」と嬉しいお言葉を。そしてこの度ご注文頂きましたのは紺色系。。。地紋のマルのサイズは、やや大きめです。
『地紋のある』シリーズの魅力は、無地でありながら見る角度によって・・・こうしてゆらゆらと気球のようなマルが浮かび上がったり、タテ糸とヨコ糸の色の違いから玉虫のように見える色が変わるところです。 Eさまのこちらは、タテがチャコールグレー。ヨコには赤味のある紺です。写真では紫っぽく見えますが、グレーのようにも見えるけど、やっぱり紺です(笑)。 こういった深みのある無地は、お召しになる方の持ち合わせた本来のお色、ピンク系だったり黄色系だったりを引き出して見せたり。また、合わせる帯も赤味、青味、反対色それぞれに合ってしまう寛容さがあると思っております。 何色ともいえない、織りでしか出せない色があるとしたらこういった事なのだろうと。 Eさまのこの着尺を織りながらつくづくと。この不可思議で曖昧で寛容な(!?)織りのチカラに突き動かされ続けている幸せを実感した私です。
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by senshoku-iwasaki
| 2020-09-01 22:25
| 着尺・帯
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岩崎 訓久・悦子
by senshoku-iwasaki
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