Rさまのご注文の『あかい八寸帯地』をお納めして。
iwasakiの織物を、イロイロお使い頂いているRさま。

お世話になっている染織こうげい・神戸店さんでの展覧会で、吉野格子の九寸帯地だったり。
山形斜文の八寸帯地だったり。
iwasaki定番の杉綾織の着尺と山形斜文の八寸は、タテヨコ色違いで2本ずつ既にお持ちで。
勿論、お着物は他にもたくさんお持ちでいらっしゃると思うので・・・。
杉綾織の着尺をお作りさせた翌年に、またご注文いただいたときには。
嬉しくて有難いキモチと同時に、恐縮なキモチと・・・。

でも、お納めさせて頂いた後にRさまから必ず温かなお便りが届くのです。
季節のお花が描かれた、ステキな便箋と封筒に万年筆の美文字で。
Rさまならではの言葉と、Rさまならではの心の籠った文字と。
それを目にして手にする度に、大袈裟ではなく本当に。
あぁ。生きててヨカッタ、この仕事が出来てとにかくヨカッタとつくづく実感するのです。

そして今回は初めての「ざっくりとした平織りの無地の」八寸帯地。
お色味の感じは、Rさまの愛読本の中から「この赤を」。
うむむ。。平織りで無地で赤なんだけど、茶を感じて・・いや、茶とは違う朱かな。。
実はこの手のモノは、つくるのが容易いようでヒジョーに難しいタイプ(笑)。
ややもすると、
仲居さんの仕事用化繊の帯のようにも見えてしまうような・・危険性を孕んでいる気がして。
iwasakiでは今までに手掛けたこと(勇気⁉)がありませんで。

「ざっくりとした」は、単に粗目というコトではなくて。糸味が最大限出るような規格に。
マットな糸味ならば・・・。
クニヒサ、以前に「これだけしか無いんですけど」と言われて分けていただいたものの・・。
帯地1本分くらいしか作れないくらいの量しかなかったからストックしていた、双糸のキビソ
糸をタテ糸にしまして。ヨコ糸には太目のキビソ糸で。
かなりRさまのイメージに近いんじゃないかなぁ・・・と二人で話しつつも。
やっぱりドキドキで先日、こうげい・神戸店さんにお送りしたのですが。

昨日。
紫陽花の描かれた封筒が届きまして。
Rさまから「本の中の写真一枚からよくぞここまで・・・予想以上の出来上がりにとても満足
しています・・・きっと愛用する帯になる予感がします・・・」と嬉しい言の葉たちが。
そして「こうげいさんでご縁を得て、織物や染め物に真摯に取り組んでおられる制作者の方々
の作品を身にまとう幸せを感じていますが、一方作品の持つクオリティにふさわしく装えてい
るかははなはだ疑問でして・・・こうげいさんで着付けを習い始めました・・・私なりの
制作者・作品に対するささやかなリスペクトです・・。」とありまして(涙)。

ひゃ~。。。ありがとうございます!恐れ入ります(汗)。
Rさま、『お柱織り』もご注文くださっておりまして。
それも一見どうってない、iwasaki的にはどストレートな格子でして・・・。これはまた。
じっくりと悩んで取り掛かりたいと思っております!

Rさま、ありがとうございました。
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# by senshoku-iwasaki | 2019-06-29 23:16 | 着尺・帯
博多・鈴懸の『鈴乃最中』と『鈴乃〇餅』。
増孝商店・梅雨場所中には間に合わなかったのですが、ご注文頂いていたNさまの
『チョコミントな崩しの生紬』の湯のしが上がりまして。
Nさま、早速に蔵前までいらしてくださいました。

出来上がった反物をとても喜んでくださいまして・・。
制作者といたしましてはもう、これ以上の幸せはありません。。。

Nさまは、まだウチの子供たちがチビッコだった頃に、南部町の工房までお出でいただいてから
かれこれ10年ほどのお付き合いを頂いておりますが。
Nさまはいつも控えめで、ナチュラル。
初めてお目にかかった日からまず・・・Nさまの見た目が全く変わらないのと(笑)、
Nさまのお好みも全く変わらない、という稀有なタイプのおひとり。
(でもiwasakiのユーザーさんには、Nさまのようなタイプの方は割と多いのかもかも・・)

そんなNさまから頂いてしまった、素敵な籠を開けると・・・。

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えっ!!「ドラえも~ん!?」
かわいいサイズのどら焼きに、これまたかわいい鈴のカタチの最中です!!
「鈴懸(すずかけ)さんって、エツコさんはご存知かしら?」Nさま。
初めてですぅ~!カワイイですぅ~。おぉぉ、本店は博多なんですね。。。

こちらの『鈴乃最中』、種(皮)がとてもしっかり厚めで香ばしいお餅を感じます。
そして餡が!これまたしっかり練りあがった粒あんで、さくっとふわっと美味しい最中です。
鈴懸さんの鈴乃最中、まさに直球。。。
小さなどら焼きの『鈴乃〇餅』は、もっちりと。
京都の阿闍梨餅のような食感のどら焼きです。

これを見た我が家の旧チビッコ(!?)の子供たち。
高2息子、中3娘共に、この籠を開けた瞬間「ドラえも~ん!」(笑)。
鈴乃最中に手を伸ばしながら「しょーこ、マジメにドラえもん欲しいのよ。」娘。
「期末テストだから暗記パン?」私。
「違うよ~。『のび太クン、偉いっ!キミは天才だ!』みたいに慰めてもらいたいの。」
勉強ギライな娘だけれど、行きたい高校にどうしても受かりたくて(笑)。
仕方なく(!?)勉強を頑張ってるものの。そろそろ息が切れそうで。。。
東京は2学期の成績が内申だそうで。今から失速とはちょいとマズいかも(汗)。

幸せなキモチになる・・・鈴乃最中と鈴乃〇餅食べて、iwasaki夫婦も一家も。
ココロにドラえもんも持って(!?)頑張ります。
Nさま、ごちそうさまでした。




# by senshoku-iwasaki | 2019-06-27 23:04 | 最中
『増孝商店・梅雨場所』お陰様で終了いたしました。
3日間限りの、僅かなスペースの僅かな営業時間(笑)でしたが。
更にお天気も悪いなか・・・
お越しくださいました皆さま、本当にありがとうございました。

昨日閉店後の片づけをしておりましたら・・・。
部活帰りの中3の娘に「えっ!?もう終了なの?やる気あんの?」と笑われて。
やる気はあります!
ただ不器用なので、あれもこれもは出来ないだけでして(トホホ・・・)。
それにマニアックな織物ですので。
お好きな方に、ゆっくりとお手に取ってご覧いただける『増孝商店』でありたいと。

商品についてのご説明はさせていただきますが、それ以上のお勧めは致しません。。。
なんせ自分たちで作ってるものですから(笑)。
自分たちの中では勿論!イイと思っていないと作れません。。。

次回は12月。
冬向けの織物も(これから制作することになりますが)用意して。
またオープンいたしますので、お出で頂けましたら幸いです。

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横浜からお出でくださったYさま。
先月の三溪園での『日本の夏じたく』のときに選んでくださった、織り半襟をされて。
とてもお似合いで嬉しかったですっ!!ありがとうございます。

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『増孝商店・梅雨場所』前日までかかっていた、Rさまの「あかい八寸帯地」。
赤なんだけど、茶のような、素朴で糸味があって、平織りで・・・。
かなり近いものになったのではと思っておりまして。

ひとつずつ、一越ずつの前進しか出来ないiwasakiですが。
『増孝商店』も織物制作も、カメの歩みで進めてゆこうと思っております。

ありがとうございました。



# by senshoku-iwasaki | 2019-06-24 22:58 | 増孝商店 KM
2019『増孝商店・梅雨場所』始まりました。
本日より23日(日)までです。

久しぶりの増孝商店。
いつも制作している場所なのに、こうして店開きをすると
季節の移り変わりの速さを改めて痛感したりして。
あっという間に月日は過ぎ去っていってしまうから、今場所の色や空気を
どうにかアタマに留めておきたい私(エツコ)です。。。(でも忘れやすくって・涙)

先週の6月12日から日本橋三越・本館5階では『日本の夏じたく』にも出展されている方々
による『夏を愉しむしつらえと装い』という展示会をしております。
通期のアトリエkinamiさん、limulの片桐さんのほかに・・今は後期の方々で新啓織物さん、
飯島桃子さん、大き令子さん、樋口佳苗さん、峯史仁さんが出展されていますので。
蔵前と日本橋三越とセットで(!?)お楽しみいただくのも良いかもしれません。。。

といいましても。
増孝商店は3人でいっぱいになってしまうような、小さな小さなお店ですが・・・。
よろしければお出かけくださいませ~。



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# by senshoku-iwasaki | 2019-06-21 19:12 | 増孝商店 KM
明日より『増孝商店・梅雨場所』始まります。
久しぶりの『増孝商店』なので、今日は猫の額ほどのスペースをつくる為に・・・二人大わらわ。
整経台を分解して片付けて、制作中は引っぱりだしてる糸の箱を仕舞って、床を出して。
いつもはお掃除しない外窓や、アプローチのタイルも拭き掃除。
さっぱりキレイになりまして、お迎えの準備ができました!

南部町の工房時代と比べると。
それでなくとも仕事場のスペースが狭くなってしまったものだから・・・更に展示スペースまで
確保しようとなると、かなりキビシイ状況ですが(笑)。
3日間限り・・ぐらいが、ちょうどいい『増孝商店』かもしれません。
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写真は、織り上がったばかりの最新の半巾帯。

半巾は残り糸を駆使してつくるのが私(エツコ)流。
ちょっとずつ残った、微妙に色の違う糸たちを集めて。
手織りであること自体非効率的だけど、この半巾帯のつくり方は更に極めて非効率的(笑)。

なんだけど。
これをつくるコトでしか得られない発見と、喜びが必ず毎回あるのです。
きっとこれこそが、お祭りよりもワクワクで、ジェットコースターよりもスリリングな
iwasakiの日常なのだと思っております。

iwasaki夫婦の日常がいっぱいの『増孝商店・梅雨場所』。
明日より日曜日までopenしております。よろしければお出かけください!!






# by senshoku-iwasaki | 2019-06-20 23:08 | 着尺・帯
久々に、『増孝商店・梅雨場所』開催いたします!
6月21日(金)・22日(土)・23日(日)の3日間。
ココ、蔵前の染織iwasaki工房にて。
狭ーい猫の額ほどの会場ですが、よろしければお出かけくださ~い!
11時~18時半までopenしております。

増孝商店(ますこうしょうてん)は、クニヒサのお爺さんが昭和元年に創業した玩具問屋で。
この家の屋号となっております。
玩具問屋時代取り扱っていたおもちゃは、「箱もの玩具」と呼ばれる主に誕生日やクリスマスに
登場する、チビッコたちにとっては心躍る・・ハレの日のおもちゃたちでした。
大正の頃・・ウチの高2の息子よりも若かったお爺さんが、房総から浅草に一人上京して。
玩具問屋に長く奉公をして・・独立したのだと聞いて。さぞや心細かったろうなぁ。。。
でも夢のある、平和なモノを仕事に選んだんだなぁ・・と。

3代目の業種はかなり変わってしまいましたが(笑)、天国の祖父と父の想いも込めて。
夢のある、平和な織物を作り、ご紹介できる『増孝商店』にしたいと思っております!!
・・・が。つくるコトに時間がかかって、『増孝商店』開店は年に1週間ほど・・のレアな(!?)
shopとなっておりますので。ご興味がございましたらお見逃しなく・・・。
次回は12月の「師走場所」となる予定です。
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Nさまにご注文頂いていた、生紬のチョコミントな崩しの格子。
ようやく織り上がりまして、湯通しをしてから砧打ちを・・・。
それを2回繰り返しまして。
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だいぶ柔らかくなりました。
これから湯のし屋さんに出しまして、湯のしが済んだら完了です。
それでも夏用の生紬なので、まだまだ硬さを残しています。
そこから先は、ユーザーさんであるNさまに。着て頂いて、洗って頂いて、育てて頂いて。

ずっと欲しかった、夢にまで見たおもちゃを手に入れたときの喜びと。
その喜びを、使い続けていくことで自分だけの歴史も刻む愛着のある喜びにも変えてもらえたら。

古びた昭和のビルの1階で、新しい織物を並べてお待ちしております!





# by senshoku-iwasaki | 2019-06-16 23:48 | 増孝商店 KM
再開発ラッシュ。
iwasaki工房のある蔵前周辺は、只今再開発ラッシュでして。
あっちもこっちも。
四方八方ビルの取り壊し、そして建設中・・・。
まるで高度成長期のような、働く車のオンパレード。。。

以前、オールドキリムを取り扱う方から
「絨毯の世界では、50年でオールド。」「100年でアンティーク。」と呼ぶと聞いたけど。
岩崎家と同じくらいの、築50年のオールドなビルが2.3棟まとめて買い取られたらしいとか
私(エツコ)の耳に届いた頃には・・・こんな具合に景色が変わっていまして。
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町会の交通安全運動は、江戸通りの交差点付近だったのですが。
その辺りもちょうどこんな風に、3棟のビルを取り壊し中。
クニヒサ、60代以上の方々から「懐かしいよな~。」と同意を求められたものの。
「いや、ボクが物心ついた頃には、ここにビルありましたよ・・。」
「え!?いくつ?あー。50歳?じゃ、知らねえか・・・。」

岩崎の母は、お話好きで。
毎朝私が母のいる階の、お風呂とトイレ、洗面所をお掃除する間中ずっと。
脱衣所の辺りでおしゃべり(笑)。
私はブラシをかけたり、水を流したり・・よく聞こえないのもあって「ふんふんふん・・・」
と相槌を打つだけの、ほぼ聞き役なのだけど。
ばばちゃん、全くお構いなしに昨日の出来事(もちろん昨日中に2回は聞いてる・笑)
昔の出来事(これについてはたぶん相当回、でも私がほとんど覚えてない・笑)
ついさっきTVでやってた事の話・・・とあっちこっちと飛びまして。
なので。
クニヒサが知らない昔の景色も、実は私は(ぼんやりだけど)知っている。
あそこにラーメン屋さんがあって、あっちに組紐屋さんがあって、あの辻には駄玩具問屋が
あって。少女時代のばばちゃんが、おはじきが弱くて手持ちが無くなる度にお爺さんが箱で
買ってきてくれたのよね。
小さな木造住宅兼お店が、成功して土地を広げて小さなビルが建ち始めた高度成長期。
昭和元年創業の、お爺さんの玩具問屋も。
何度かこのご近所にお店と家を構えてから・・・。
50年前に、現在の場所に娘婿のお父さんと一緒に建てたビルが『増孝ビル』。

絨毯だったら、「オールド」よりも「アンティーク」のもののほうが値が高いものだけど。
ビルはそうはいかない(笑)。だけど周りが新しくなれば「オールド」の魅力も出てくる
かもかも!?京都の町屋のようなビルを目指して(!?)・・・。
雨が降ると、外壁伝いに雨漏りする場所にタオル置くのも手慣れた私(笑)。



# by senshoku-iwasaki | 2019-06-11 23:04 | 工房周辺
嫁いでいった『御柱織り』第一号の、嬉し過ぎるその後。
長野の宮坂製糸所さんで、デッドストックの節だらけの玉糸の原糸に出会ってから生まれた
『御柱織り』シリーズ。
イメージは、古き豊かな家内制手工業時代の素朴な太織りです。

この第一号は、糸の太さや密度・・規格を決めるのも、iwasakiの織物はすべてそうなのですが。
今後定番として作り続けたいから、柄だったり色だったり・・・一発目にどうするか?はいつも。
二人であれやこれやと・・・延々悩むところでして。

ざざんざ織りや伊兵衛織りをリスペクトしているからこそ、かつてのそれらには無いであろう
カラーリングの崩しの柄に決まりまして。制作したのが2017年の今頃でした。
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昨年春の、染織こうげい・浜松店さんでの展覧会に出品いたしまして。
それまでにもiwasakiの八寸帯地『青木間道をモチーフにしたメンデストライプ』をお選びくださっ
たり、淡墨桜のような杉綾織りの着尺を制作させて頂いた札幌在住のHさまが浜松店にいらして。
私たちもそのときに初めてHさまにお会いすることが出来たのですが。。。
Hさまがそのとき迷わず手に取られたのが、この『御柱織り』でした。

そして先日。
東京に来られるということで!こうげいさんの社長さんと工房にいらしてくださいまして。
ひとときでしたが、本当に楽しい時間を過ごさせていただきまして・・・。
Hさまが最初にお選びくださった『メンデストライプ』も、実はiwasakiの中では思い入れのある
シリーズのひとつ。「どうってこと無いような・・でもたぶん、同じモノはゼッタイ無いだろうけど、
物凄くクセが強いかっていうと全然そうじゃない」がテーマ(笑)。
それは杉綾織りの着尺もそうでして。どうってない綾織りの無地、なんだけど角度によって日差し
によって・・色味も光沢も驚くほど変化するのが杉綾織りの着尺のシリーズ。
Hさまはiwasakiの冬の定番ブランケットもお気に入りとのことで・・・。

あぁ嬉しい。
何気ない日常の、何気ない織物が、何よりも愛おしい日々の、かけがえのない景色と手触りと
なってくれたなら。。。
iwasakiにとってこれほど幸せはありません。
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後日Hさまから届いた画像を見て、二人でしみじみ嬉しくなってしまって。。。
Hさまらしい、なんとも爽やかなお召し姿で。
思い入れのある第一号の『御柱織り』が、Hさまにこんなに素敵にしていただいて。

Hさま、工房にいらしてくださったときも。
この春、iwasakiが一番チカラを入れて作ってきた・・・『阿波藍とアイボリー』シリーズの
八寸帯地と、楊柳のストールをお選びくださって。

生きるコトとつくるコトが一緒のiwasakiにとって、Hさまのチョイスは何より・・・。
iwasakiの存在理由になりまして、原動力となります!Hさま、ありがとうございました。







# by senshoku-iwasaki | 2019-06-07 22:25 | 着尺・帯
『日本の夏じたく』からの山梨からの榊神社御祭禮。そして6月に突入、祭りの後。
目まぐるしく非日常な2週間でした。。。
ホントにいっぱいいっぱいの時って、写真を撮るのも忘れていまして。

昨年恐れていた通り(!?)町会と、更に青年部にも籍を置くことになったクニヒサは。
この土日に行われた、お向かいの第六天榊神社のお祭りの準備に木曜日から稼働となりまして。
なんせ地元とはいえ・・・30年以上離れていたし、元々お祭り気質が全く無いクニヒサ。
何もわからず、訳のわからないままの数日間。
婦人部の私(エツコ)も。1日だけでしたが、てんやわんやな初体験。
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蔵前一丁目なので蔵壱。40年前に亡くなったお父さんの半纏。
お父さん、2代目青年部長だったそうで。。。ただ、現在の青年部は・・平均年齢60歳を超え、
50歳のクニヒサでも貴重な若手(笑)。
白の鯉口シャツに白パッチに足袋にこの半纏じゃないと、お神輿は担げないそうなんだけど。
「いやいや、お神輿は担ぎたい人がいっぱい来るんだから(笑)、私じゃなくてもと思って。
今年は一連の流れを・・お神輿以外で覚えたいのでって、今回は逃げました。」Tシャツにジーンズ
にスニーカーにこの半纏を纏って・・クニヒサ。
お神輿の担ぎ手さんは、様々な団体で300人ほど集まるそうで。水給与の仕事のあった私(エツコ)
もビックリ。一時だけですが麦茶注ぎが間に合わない!また、お弁当の振り分けも大仕事なのです。。
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4日間の神様へのご奉仕を無事終えまして、今日最後のお片付けのあとに神様からのお駄賃。
お供え物の鏡餅を頂いて。
スニーカーでも歩きすぎて足にマメをつくったクニヒサは、ぐったり。
「来年は、エアーソールの足袋にしようかなぁ?もしくはよく考えたら私、
町会の役員ということにもなるので。旦那衆のようにゆかたに半纏にカンカン帽・・という
飛び級の(!?)荒業もあるかも(笑)」クニヒサ。
「あっ!それなら町会長でお洒落だったお爺さんの、上布のキモノがあったわよ。ゆかたより
上級だわね~。カンカン帽もパナマ帽で、最若手の趣味人を気取ってみる?」私。
「あ、でも雪駄じゃ歩けないし、キモノじゃ雑用もこなせない(笑)」クニヒサ。

約半年ぶりの鏡餅。
あっという間に上半期も終盤だけど。
神様からのおこぼれで、心新たに今年を仕切りなおすつもりで。
でもなんか・・・二人して。慣れないことして身体の節々が痛いような・・・。
調子狂いながらも。
さっそくフツーに、何事もなかったかのように仕事に戻った午後。





# by senshoku-iwasaki | 2019-06-03 23:37 | 岩崎のある日
今年の『日本の夏じたく』で、嬉しすぎる再会。其の2
前回に引き続き・・・先週、横浜・三溪園での『日本の夏じたく』でのiwasaki織物との
嬉しすぎる再会は、まだありまして。
実は今回も。
iwasakiの八寸帯を締めていらしてくださった、Nさまの写真を撮り損ねてしまったり。。。
全ての方ではないのですが、お写真を撮らせていただいたお客様のスナップを。

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タテ糸に銀河シルクバージョンの緯吉野半巾帯を、清々しい着こなしで。
帯どめのとんぼ玉が効いています!
この半巾は、クニヒサが織ったもので。
タテ糸を整経しているときは、ウルトラシルバーな銀河シルクがキラキラしていたのをよく
覚えていまして。
でもこうしてお召しいただいている、このお姿こそが一番輝いておりました。
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こちらもタテ糸が銀河シルクの山形斜文の半巾帯。
ご主人といつも夏じたく展を楽しみにしてくださって。この日は白雲邸での季の雲さんによる
お茶会にご参加くださいました。

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Eさまは25日にいらしてくださって。その時にこの『青木間道をモチーフにした阿波藍と
アイボリー半巾帯』をお選びくださって。そして翌日の最終日に、なんと!
早速に締めていらしてくださいました。それも藍の、長板中形の両面染めにお着物に・・・。
なんともカッコイイEさま。Eさまも「お太鼓が無いと、ほんとに涼しいのよ。」と。
つい、繫々見てしまった私(エツコ)に、締め方をその場で伝授してくださいました。
私も頑張って真似したいと思うのですが・・・。ナカナカ道は、遠そうです・・・(笑)。

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『日本の夏じたく』で初めて日本刺繡の飯島桃子さんとコラボした八寸帯を締めてNさま。
この日は、昨年の夏じたく展にも出展されていた、小紋染めの松永恵梨子さんのお着物に。

前回登場(!?)の、Kさまも、Yさまも、Eさまも、そしてNさまも。。。
初期のころからの『日本の夏じたく』のお客様なのです。皆さん、アトリエ紀波さんのお着物
だったり扇子だったり、飯島さんの帯だったり、半襟だったり、峯さんの帯締めだったり、
松原さんの銀線細工の帯留めだったり。一条さんの硝子の指輪だったり・・・。

13年続いてきた『日本の夏じたく』ならではの、それを支えてくださるお客様の「愛」を
ひしひしと感じまして。その中にiwasakiもいることが本当に有難いのです。
織物を続けてきて・・・どうにか生活してこられた奇跡に感謝しかありません。
そうはいっても。
作りたいモノを作って生きるって、もうダメかも~!(涙)って落ち込む日もいまだに何度も
ありまして。。。そんな日は、このスナップを見て。
いやいや、まだまだ頑張るぞ!と自分を奮い立たせたいと思います!!

皆さま、本当にありがとうございました。





# by senshoku-iwasaki | 2019-05-31 23:57 | 着尺・帯
今年の『日本の夏じたく』で、嬉しすぎる再会。其の1
iwasaki夫婦、何が嬉しいって・・・ユーザーさんのお召し姿を、拝見出来る時でして。
織っている時には想像も出来ない、ユーザーさんならではのコーディネイトによって・・・。
幸せな織物ライフ(!?)を過ごしているのが伝わって。
あぁぁ。
素敵なユーザーさんのところに嫁げて、ヨカッタわねぇ~。と心から思う瞬間なのです。。。

昨年の『日本の夏じたく』展で、第1号の『緯吉野・阿波藍とアイボリー半巾帯』をお選びくだ
さったYさま。森くみ子さんのお話会にもご参加くださって。
iwasakiではクニヒサと私(エツコ)、どちらもどのアイティムも織るのですが。
織りの途中で織り手が代わるということはありませんが。半巾帯もクニヒサが織ったもの、
私が織ったもの、私たちでも区別がつかなくなるくらいの違いだったりするのですが(笑)。
Yさま、なんと違いのわかる人でして。
昨年の第1号のこのシリーズは、クニヒサバージョンとエツコバージョンが、たまたまあった中から
「こっち、エツコさんでしょ?」とご名答(笑)。
「今回並んでる半巾は、ひょっとして全部クニさんじゃない?」Yさま。またまたご名答。
どっちが良いも悪いもないけれど。
この日のYさまのステキな着こなしに、私が織ったコが光っていて。えへへ・・と嬉しくデレデレ
してしまったエツコでした(笑)。
青山のitonosakiさんでお選びくださったこの半巾帯は、クニヒサが制作したもので。
モノトーンですっきりとしたタイプ。この日真夏のような陽気でしたが、なんとも涼やかに
お召しくださいまして・・・。ありがとうございます!
Kさまはご主人とお二人で、森くみ子さんのお話会に受け付け開始と同時にご予約くださって。
この日のiwasakiの生紬「サヤサヤルルル」は、「とにかくお茶のお稽古とかでたくさん着たから」
と昨年洗い張りと、仕立て返しをされて・・・一番最初のときから比べると、かなり柔らかく
風合い良く育ててくださいました。こういう経年変化こそ、生まれるのが「風合い」だと思って
おりまして、あえて最初から「風合い」良くは作っていないのがiwasakiです(笑)。
この日の、銀河絹の山形斜文の八寸も初期の頃のものでして。
Kさまには、永くiwasakiとiwasaki織物それぞれ育てて頂いております。。。
Sさまは緯吉野の半巾帯を、さらりと締めて。
「今日は暑いけど、お太鼓がないと涼しいわ~。」と。絞りのお着物と涼やかで・・・。
とてもお似合いでした!

3種の半巾帯をオーダーくださったOさまは、前回Oさまのサイズで八寸よりやや、狭く制作した
スウェーディニッシュレース織りの『クリームソーダ格子』を。
3種の半巾帯のひとつは、Sさまのピンクとグリーンの半巾に似たタイプ。
Oさまどれもとても喜んでくださいまして・・・。本当に嬉しく、ホッとしました。
スウェーディニッシュレース織りの八寸、今年は暑さのせいかお手に取ってくださる方が多く。
和モノではたぶん、見たことがないこの織り方をクニヒサが取り入れて制作してから・・・。
何年かしてのこの反応に、二人で嬉しくOさまの後ろ姿を眺め入ってしまいました・・・。

嬉しすぎる再会は、次回に続きます!

# by senshoku-iwasaki | 2019-05-29 23:59 | 着尺・帯
2019・『日本の夏じたく』お陰様で終了いたしました。
夏に向けての支度・・・というには、暑すぎる・・真夏のような3日間でしたが。
お天気に恵まれた今年の『日本の夏じたく』展でした。

2日半という日程でしたが、今年も多くのお客様のご来場を頂きまして。
出展者それぞれ慌ただしく・・あっという間の3日間でもありました。

暑い中お運び頂きました、多くのお客様に心より感謝いたしております。。。
ありがとうございました。
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今年は『阿波藍とアイボリー』を充実させて。半巾・八寸・九寸・ストール・・と。
それぞれお客様に評判が良かったものだから(笑)。すっかり気をよくしたものの。
そうでした。
それは、森くみ子さんに染めて頂いた阿波藍の色が良かったからでして。。。
あ、でもその良い色を活かすコトが出来たのかも⁉とやっぱり気をよくして(笑)。
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森くみ子さんによる『阿波藍のはなし』のお話会も、ほぼ定員に達し賑わいました。
進行係のクニヒサ、頭をポリポリ・・・(笑)。西川晴恵さんにも助けていただきまして、
参加された皆さまからも。楽しい、興味深い、第2弾も聞きたい!と嬉しいお言葉・・・。
なんせ、森さんは藍に絡む日本史のこととなると熱いお話が止まりませんで。
クニヒサも私(エツコ)も。たった1時間でどう進めるか(収めるか?)悩みまして。
私はハラハラドキドキ、バタバタと不手際ばかりで・・・。
ご参加くださいました皆さまには色々とご迷惑をお掛けいたしました。
申し訳ございませんでしたっ!!
森くみ子さん、西川晴恵さん、ご参加の皆々様、本当にありがとうございました。

慣れないことばかりですっかりくたびれて、昨晩帰ってきたのですが。
レンタカーを借りているうちに・・南部町の家の草刈りにも行かねば!と今朝、南部町へ。
数か月振りの「お山のおうち」は、まー。大変なコトに・・(涙)。
35度超え⁉の炎天下の元、荒れ果てた庭の草取りと、裏山からの膨大な量の落ち葉の処理と。
夕方にはどうにか片付いて。
織物に比べりゃ、早いもんだと二人でお互いに言い聞かせあいながら。。。
夜に東京に戻りまして、ヘトヘト。今晩熱が出たりして(笑)。





# by senshoku-iwasaki | 2019-05-27 23:47 | 展示会・お知らせ
本日より『日本の夏じたく』始まりました!
26日(日)までの3日間のみの『日本の夏じたく』展。
iwasakiは森くみ子さんと、阿波藍の爽やかなブルーと共に出展しております。

今日は午前中に搬入をして・・午後からのオープン初日となりましたが、
お天気も味方についてくれまして、お陰様で多くのご来場を頂きました。
実は私たちはまだ、他の出展者の方の展示をよく拝見していないのですが・・・。
皆さんそれぞれの『日本の夏じたく』らしい力作揃いです!
そしてこの季節の三渓園は、また格別ですから・・・。

ぜひぜひ、お出かけくださいませ。

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明日は森くみ子さんの『阿波藍のはなし』お話会がオープン前にありまして。
こちらもお陰様でご予約もほぼ満席となりました。
さて、どんなお話会になるのか・・・私たちも楽しみです!

そんなわけでより一層、明日は阿波藍の風を感じて頂ける一日となりそうです。






# by senshoku-iwasaki | 2019-05-24 21:31 | 展示会・お知らせ
いよいよ明日13時より『日本の夏じたく』始まります!
夏じたく展の準備に追われながら。
暑いなぁ・・・と思ったら、ホントに夏のような陽気!
明日からの週末も。どうやら暑くはなりそうだけど、雨の心配はいらないそうで。
よろしければ日傘をさして、陽光の三溪園へぜひ!
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今月は連休明けからずっと・・・。
中3の娘と、高2の息子それぞれの学校で修学旅行の説明会だったり、部活の保護者会だったり
PTA部会の仕事だったり、朝の挨拶運動だったり・・・。町会や婦人部の交通安全運動だったり、
お祭りのお手伝いだったり。
一日何もなく、工房にいられる日のほうがほぼ無かったものだから。。。(涙)

久々の大雨の後の、昨日の翌朝のまぶしすぎる太陽に。
家族分のシーツに、布団カバーに、バスタオル類・・と屋上狭しと洗濯物を干して。
湿気たお風呂場も開け放ってお掃除して。雨降って汚れたガラス戸を拭いて・・・。
あぁ~!超スッキリ!なーんてキモチよくなってふと。あれ⁉今日なんかあったような???

すっかりと。
朝からの中学校の草むしり作業を、カンペキに忘れ果ててた午前10時(泣)。
晴天からいきなり土砂降りな心で・・・部長さんに電話でお詫びして。
たぶん呆れ果ててる部長さん、「次回は11月なので、そのときはお願いしますね。」

あれやこれや・・・は、やっぱり出来ないと深く反省。
『日本の夏じたく』は、昨年からの私(エツコ)にとって最大の予定なので。
こんな大ボケだけは無いハズ・・・だとイイんだけどなぁ・・・。。。。





# by senshoku-iwasaki | 2019-05-23 21:31 | 展示会・お知らせ
Oさまの3種の半巾帯。
昨年からご注文頂いているOさまの半巾帯は、タテ糸が同じでヨコ糸の色違いの3本。
小柄で細身のOさまは、以前にも八寸帯地をiwasakiの通常のタイプよりも巾狭でお作り
させていただいたことがありまして。

半巾帯はiwasakiではいつも3~4本分のタテ糸をかけて制作しているというお話をした
のが、昨年の『日本の夏じたく』展のときでして。
そのときに「ご注文させて頂く方向で前向きに考えたいと思います!」

その後に具体的なご希望を伺って。
赤紫系、ピンク×トルコグリーン系、ブルー系。
「濃過ぎず、薄すぎず、全体的に中間色な感じが好きなんです」Oさま。

そして今年の『日本の夏じたく』までに、なんとか仕上がりました!
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Oさまから「夏までに出来て嬉しいです。」とご連絡頂きまして。
お仕事の都合をどうにかつけて・・
今年も『日本の夏じたく』にいらしてくださるとのことで!
気に入っていただけるとイイなぁ・・・と思いながら。
夏じたく展に持っていく織物たちを揃えて、『日本の夏じたく』に向けての準備に追われて。

今年はどんな『日本の夏じたく』になるのでしょう?
森くみ子さんのお話会も、お陰様で(まだ若干の余裕がありますが・・・)
順調にご予約を頂いておりまして。。。
楽しみなキモチと不安なキモチがお天気雲のように・・・
切れてパッと青空を見せたり、真っ暗になったり。。。
今週末のお天気は、どうやら晴れそうですから。
iwasaki夫婦もパッと晴れやかな気分で(!?)三溪園で皆さまのお越しを心より
お待ちしたいと思います!!






# by senshoku-iwasaki | 2019-05-20 22:09 | 着尺・帯
緯吉野九寸帯地の『阿波藍とアイボリー』。
今年の春に生まれた『阿波藍とアイボリー』の九寸帯地バージョンは、
プクプクプク・・・と、あぶくのよう。

iwasakiで先にカリヤスで黄色に染めて。
黄色の上から森くみ子さんに藍で染めて頂いたグリーンは、やや黄味寄り。
シュワシュワ~っと、弾けるシャンパン片手に高原の午後・・・なイメージ(笑)。

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いよいよ来週末に迫った『日本の夏じたく』に向けて。
今年iwasakiは、三溪園・鶴翔閣の主室の角の間です。お庭の新緑を眩しく拝めるお部屋。
どんな感じでこの、新シリーズたちを並べようか・・・考えながら。
森くみ子さんの本、『阿波藍のはなし』を読みながら。
25日の森くみ子さんのお話会の進行を悩みながら。

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しかしながら手は止められませんで。。。
Nさまに昨年からご注文頂いている生紬は、チョコミントな三つ崩しのような格子です。
前回制作してから・・・もう5年ほど経っておりまして。
こちらは酸性染料で染めているものですが、そのときのイメージで染めた糸のデータが残っておらず。
クニヒサ、何度も色を確認しながら・・・ようやくほぼ同じ色味になりました。
チョコミントな生紬は、何年か前の『日本の夏じたく』で出品しまして。
Nさまはその時からずっと・・・気になっていたと、大変嬉しいご注文なのです。。。

今年の『日本の夏じたく』でも。
iwasakiの芸風をよ~く知っておられる方も、初めましてな方も。
新しい発見があるとイイなぁ・・・と思って制作している選りすぐりを持っていきます!
ちょっと遠いかも!?ですが、
あのロケーションであれだけの展覧会はナカナカお目にかかれないと思います。
ぜひぜひ、お出かけ頂きたいで~す。

# by senshoku-iwasaki | 2019-05-17 22:43 | 着尺・帯
森くみ子さんのお話会に、嬉しいゲストも加わります!
iwasakiから出した『日本の夏じたく』のご案内がナカナカお客様に配達されず、
まだかまだかと二人でどんよりと、またじりじりともしていたのですが。。。
ようやく皆さまのお手元に届きましたようで・・・安堵しました。「DM届きましたよ!」
なんてお知らせを頂いて、いつもながらお客様の優しさに救われております。。。

お陰様でじわじわと。森くみ子さんの『阿波藍のはなし』お話会のご予約も頂いておりまして。
まだ引き続き受付を募集しております。

そしてこのお話会に、iwasakiと同業の西川晴恵さんがゲスト参加してくださることになりました!
染織家の西川晴恵さんはiwasaki夫婦とも同世代。沖縄で修行されてから独立をされて。
現在は横須賀のアトリエで制作活動をしながら『日本の夏じたく』にも何度か出展されています。
琉球藍を建て、糸を染め織物づくりをされている西川さんも、森さんのこの『阿波藍のはなし』には
大変興味を持たれておりまして。昨年森さんの本が出版された際に、一緒にお話会が出来たら・・。
と話をしていたのですが。ネパールにも拠点があり、お忙しい西川さんのスケジュールに・・・。
ひょっこりと染め織りの神様が(!?)調整をつけてくださったのかも(笑)。
更にマニアック度が増しそうですが、こんな機会はきっとそうはありませんので。
ご興味のある方はぜひ!

5月25日(土)10時~11時 森くみ子『阿波藍のはなし』
お申し込みはコチラ https://n-natsu-s.jimdo.com/阿波藍のはなし-森くみ子/ をご覧ください。


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織物を初めて学んだときに、とにかくビックリしたのは。
工程の一つ一つがこんなに面倒くさいのに、こんなに大したことのないモノしか作れないのかぁ。。。
というギャップでした。なんせ10代でしたから、アタマでっかちにもっと有難い感じのモノが出来る
んじゃないかと思っていたのかもしれません。。。
地味で、厄介で、面倒で、生産性無くて・・・こりゃ、大変なモノに出会ってしまったと後悔もして。
それでも不器用というのはどうしたものか、止めることもできなくて(笑)。気づいたら30年。。。
30年経ってみると。どんだけ手間と時間がかかったものでも、大したモノに見えないモノこそ良品。
みたいな感覚になっておりまして。粋とか無粋みたいな感覚とも似ているのかもかも。。。


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iwasaki夫婦、どこで暮らしても。なんでか望んでいるわけではないのに町会の中におりまして。
昨日今日と、浅草橋『紅白マロニエ祭り』というお祭りがありまして。
クニヒサ、あれよあれよと・・なんでか大川屋形船遊びの実行委員になっておりまして(笑)。
昨日はその本番。私(エツコ)はなんでか婦人部で揃いの浴衣で踊りのパレード・・・。(涙)
お祭り好きではないし、それに実は時間無いし、いや、あの・・・。
今月末は榊神社のお祭りも・・・。いや、あの・・・。
厄介で、面倒で・・・でもそんな中にこそある喜びや悲しみの営みも、きっとあるんだろうなぁ・・・
とも思うから、ハッキリと拒むことも出来ずに(笑)。でもそれだけに見える景色もあったり、
普段は知りえないような面白い人とも出会えたり。。。
来年もきっと慌ただしい5月となりそうです。




# by senshoku-iwasaki | 2019-05-12 19:44 | 展示会・お知らせ
悶々と『阿波藍とアイボリー八寸帯地』を巻きながら・・・。
連休も明けたのに。
iwasaki夫婦は鬱々と、そして悶々と・・それぞれの作業を進めておりまして。
ゆうメールで出してもう2週間になるのですが、まだ夏じたく展のご案内がお客様に届いておらず。
佐川さんに問い合わせても、連休前には郵便局預けになっているそうなのですが。その後の追跡
は出来ないとのことで・・・。心底がっかり。
山梨にいたときにはこんなコトは無かったので、考えもしなかったのだけど。
郵便物の量が、東京は山梨とは比較にならないほど多いということなのかしら!?
もう二度と、佐川経由のゆうメールは使えないと泣きそうになりながら。。。

『阿波藍とアイボリー』シリーズの帯地は、摩擦等で藍の色がなるべく付くことのないように・・
お太鼓柄で制作しております。
前柄と、お太鼓部分のみ阿波藍の段が入りまして、それ以外はアイボリーベースです。
でも実は。
ほとんど見えなくなってしまう、このアイボリーベースの部分も見どころのひとつなんです。
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阿波藍の段の部分と同じように・・・さざ波のような緯吉野を、群馬県の碓氷製糸のキビソ糸と
長野県の宮坂製糸さんの銀河シルクで凹凸をつけています。
マットなキビソを、艶やかな銀河シルクで包んで。キラキラと穏やかな凪ぎのイメージです。

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お太鼓には・・・。阿波藍のこんな波が並びます。
実物は写真よりももっとキレイです!(たぶん・笑)
実物はぜひ、5月24日・25日・26日横浜・三溪園『日本の夏じたく』で!!

私(エツコ)は、今朝佐川急便のドライバーさんがぽろりと漏らした(!?)
「たまに3週間くらいかかることもあるみたいっす」が耳から離れず。。。この柄でさえ、
あの日に佐川さんに出してしまった後悔の波にしか見えなくなっている・・・重症の落ち込み(涙)。



# by senshoku-iwasaki | 2019-05-08 22:24 | 着尺・帯
連休中は、夫婦仲良く(!?)半巾帯を制作中・・・。
工房のある蔵前周辺は、只今再開発ラッシュ。
近隣のビルが取り壊しだったり、建設中だったり・・。四方八方そうだから。
普段はとにかく喧しいのだけれど。連休で工事はお休み。
久しぶりに静かなお山の工房時代に帰ったようで、嬉しく仕事を進めておりました。。。
粉塵も無いので、お目目の調子もグー。

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私(エツコ)は、Oさまに昨年からご注文頂いている3本の半巾帯を。
小柄なOさまは、巾も3寸8分から4寸までくらいがご希望で。
ヨコ糸がよく見える組成の緯吉野で、ブルー系・ピンク系・赤紫系の3種をご依頼。
二人で伺ったOさまのイメージや、ご希望の色の確認をしながら設計をして。
イイ感じに出来つつあります!
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クニヒサが織り上げたのは、『阿波藍とアイボリー』の半巾帯の第2弾。
『日本の夏じたく』展で爽やかな阿波藍の風を感じて頂こうと・・・。
このシリーズ、イロイロ作りためておりまして。
自分で言うのも可笑しな話ですが(笑)。
森さんに染めて頂いている阿波藍の色を、アイボリーの中に閉じこめてしまうことでより、
藍の色を強く感じていただけるモノとなっております!
強い、弱い、淡い、濃い、深い、浅い・・・
透明感のある阿波藍の、クリーンなブルーはぜひ!
5月24日~26日・横浜・三溪園での『日本の夏じたく』でご覧くださ~い!!




# by senshoku-iwasaki | 2019-05-06 22:40 | 着尺・帯
どうやら平成に置き忘れられてしまったようで・・・。(涙)
本日より『日本の夏じたく』での、森くみ子さんのお話会のご予約受け付けなのですが。。。
平成最後の昨晩に、衝撃の事実を知ったiwasaki夫婦。

4月25日にゆうメールで出した夏じたくのご案内状が、なんとお客様に届いていないことが!
いつもお世話になっている佐川急便さん経由のゆうメールだったのですが。
どうやら郵便局で留まったまま・・・令和に突入してしまったようなのです。
そしてこの、超大型連休なのですね。。。(泣)
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昨晩お電話くださったKさまと、なーんか噛み合わない会話が数秒続いてふと気づいて。
「あれっ!?もしかしてご案内って、届いていないんですか??」がーん。。。

4月22日の月曜日に出来上がったご案内状を手にしまして。
前日の晩に、浜松から帰ったクニヒサと大急ぎで仕分けをしまして。
森くみ子さんのお話会に触れたお便りの原本を、手書きする傍からクニヒサはコピーして。
しこしこせっせと2日で投函まで漕ぎつけたのは・・・。
夏じたく展に出展するようになって12年目にして最速だったのにぃ~(トホホ)
結局。
元号が新しくなっても、iwasakiのポンコツっぷりは継続となりまして。
iwasakiから投函させていただいた、150名様ほどのお客様には大変ご迷惑をおかけしております。。。
申し訳ございません。

「5月1日より・・・」なんて書いたお便りが、5月7日以降に届けられるのかも・・・と思うと。
この連休も恨めしく・・・。
南部町に暮らしていた頃は、「今日出すと、いつ頃届きますか?」は必ず聞いていたのに。
うっかりと。東京だから大丈夫みたいな驕りが出てしまっていたかも。
反省しきりの令和初め。

☆ご案内状をご希望の方は、ご連絡いただけましたらお送りいたします。
mail@senshoku-iwasaki.com





# by senshoku-iwasaki | 2019-05-01 22:36 | 岩崎のある日
今年の『日本の夏じたく』展での森くみ子さんによるお話会のお知らせ。
昨日のブログでも触れましたが・・・。iwasakiとコラボをしております、森くみ子さんは。
徳島で阿波藍を建て染める傍ら、阿波藍の背景や歴史についての研究者でもありまして。
20年がかりでまとめ上げた『阿波藍のはなし』ー藍を通してみる日本史ーを、昨年出版されました。

この本の内容がスゴイのです。
藍というもののチカラ、商品力。富を生み、時に政治にも関わり・・・きっと多くの人の運命や
人生をも変えてきたジャパンブルーの物語。。。
阿波藍染めの手引書とは違う、森さんならではの研究書です。

これを記念しまして、
iwasakiが毎年出展しております『日本の夏じたく』でぜひ!森さんにお話しをして頂こうと企画
いたした次第です。
理知的な森さんのご本ですので、ムズカシイ内容の部分も多々ありますが・・そこは大丈夫(!?)
単純明快ムズカしさゼロの(笑)、iwasaki夫婦が聞き役として進行させていただきます!

定員30名様ですので、ご予約が必要となります。(5月1日より先着順)
テキストとしてこの書籍『阿波藍のはなし』(3,000円税別)付きで、参加費4,000円です。
(すでに本をお持ちの方は、書籍又は「藍染めの小さな敷布」どちらかをお選びいただけます。)
5月25日(土)10時~11時・三溪園鶴翔閣 iwasakiブース前にて。

5月1日よりiwasakiメールにてお申込みお受けいたします。
mail@senshoku-iwasaki.com
メールアドレス宛にお名前・電話番号・人数をお伝えください。
こちらよりご返信させていただきます。返信メールをもって予約完了となります。
予約状況は、日本の夏じたくHP及びiwasakiブログにてご確認いただけます。




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# by senshoku-iwasaki | 2019-04-30 19:17 | 展示会・お知らせ
今年も『日本の夏じたく』の季節になりました。
5月24日(金)・25日(土)・26日(日)の3日間。
横浜・三溪園、鶴翔閣にて。

今年は25日(土)にiwasakiとコラボしております、阿波藍の研究者でもある森くみ子さんによる
お話会、『阿波藍のはなし』ー藍を通してみる日本史ーを開催いたします。

森さんは、20年かけて阿波藍を建て染めながら、同時に阿波藍とその背景にある歴史を研究されて。
昨年『阿波藍のはなし』という一冊の本にまとめ出版されました。
今回はその本の内容を中心に。
iwasakiブース前にて、聞き役としてiwasaki夫婦が進行係を務めさせてます!

せっかく徳島から森さんを引っ張り出しますので(笑)。
森さんに染めて頂いた、藍染めの絹糸を際立たせたシリーズ『阿波藍とアイボリー』は充実させて。
半巾帯、八寸帯地、九寸帯地、ショールにストールと全種作りましたので。
爽やかな阿波藍の色と、5月の風、三溪園の緑とともに・・・。
是非ともお出かけいただきたいと思っております!

森さんのお話会のほうは、5月1日より予約となります。
また明日、ご予約についてブログでご紹介したいと思いまーす!



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# by senshoku-iwasaki | 2019-04-29 22:56 | 展示会・お知らせ
染織こうげい・浜松店さんで、嬉しすぎる再会・其の2
前回に引き続きまして、染織こうげい・浜松店さんでの嬉しすぎる再会。
織物制作は、地味で地道な日々でして・・・。
やっと出来た織物が、布となって纏われて。
使い手の方に育てて頂きながら、その方の一部になっている晴れ姿を目にすると。
作り手としましては、これ以上の幸せはありませんで。ははぁ~。なぁ~るほどぉ~。
それが出来るまでの工程の全てまで・・愛おしく思われて。

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『patch upシリーズ』はまだ、こうげいさんでしか制作したことが無い、絵羽のキモノ。
そしてこの八寸もまた、こうげいさんでしか制作したことが無い、ほぐしの絞り絣。
どちらも青木間道をモチーフにした組成も入れて。
iwasakiの作品展で、いつもそのときにiwasakiが新しい試みとして取り組んだモノを
面白がってくださるTさま。
着物と帯の制作年は違うのに、こうして合わせて頂くと不思議なくらいにピッタリと。
何より。Tさまに本当にお似合いで。感激です!ありがとうございます。

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こちらはiwasakiの織り半襟と、『帯揚げにもなるストール・小弁慶』をお使いくださって・・・。
格子のブルーが、お着物の絣のブルーとリンクして・・清々しいです!!嬉しいです。

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こうげいさんのスタッフのAさんは、緯吉野の半巾帯を。
くるくるっと巻かれた感じは、八寸では出来ない風情のもので可愛いです!!
半巾好きの私(エツコ)ですが、いつも貝ノ口ばかりなので。
いつかマネしたいと思っております!

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こちらもスタッフのMさん。銀河絹の山形斜文の半巾帯を、青戸先生の美しい絣のお着物に。
ひゃ~。ありがとうございます!!


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そして〆も(!?)佐浦店長さん。(!?)以前にご注文で制作させて頂いた杉綾織りの紬に。
緯吉野であじろのように、一越ずつラピスブルーと濃い茶との組み合わせで織った八寸を。

こうげいさんでは佐浦店長さんをはじめ・・・スタッフの皆さまにも色々と。
iwasaki織物を、本当に素敵に取り入れてくださって。有難く、感謝の思いでいっぱいです。

こうげいさんで作品展をさせていただくようになってから。
もっとこう変化させたいとか、こうすると違う見え方をするんじゃないかとか、まだやってない
コトとか・・・。作りたいキモチがムクムク生まれてしまいまして。
織物はとにかく時間がかかるので、とにかく時間が無くなりました(笑)。
それもこれも。この幸せな再会の日々がそうさせてくれるのです。

今年共に50歳のiwasaki夫婦。いつまで生きられるかはわかりませんが(笑)。
生きている限り織り続けたいと思います!!

ありがとうございました。




# by senshoku-iwasaki | 2019-04-24 23:34 | 展示会・お知らせ
染織こうげい・浜松店さんで、嬉しすぎる再会・其の1.
こうげい・浜松店さんでは6年目の展覧会。
iwasaki工房で生まれた織物たちも、お陰様で今までに素敵なユーザーさんの元へ・・・。
今回は新学期シーズンということもあって
他の行事のお帰りで・・・洋装でお越しくださったお客様も多かったのですが。
本当に、お客様に大切にお使い頂いているのが皆さまから感じ取れまして。。。
心から感謝の想いでいっぱいです!!


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先ずは先月お納めさせて頂いたばかりの『used denimな風情の特注のお柱織り』を、
早速にお召しの佐浦店長さんから。。。
「とても気に入ってます!着やすいのと、イメージにも近くて。この帯は結城のものなんですが、
私の持っている着物でピタッとくるものが無かったんですよ・・。でもこれには合うんです。」
うは~。嬉しい・・・気に入っていただけて本当にヨカッタです!ホッとしました!
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銀河絹の山形斜文の八寸『オニキス』を、黒ベースのすっきりとした羽織に合わせて。
爽やかでクールなお召し姿に、画像を見る私(エツコ)もうっとり。

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こちらはこうげいさんスタッフのKさん。6年前の初出展のときにお選びいただいた、
生紬『サヤサヤルルル』に、芹沢銈介文様「甕垂」からインスピレーションを得まして、
緯吉野八寸帯地で制作した『釉の格子』の第1号を。ありがとうございますっ!!
Kさんの着こなしはいつもホントに格好良くて、私の憧れでして。。。そのKさんがトータル
でiwasakiなんて!あぁ。幸せです。

この『釉の格子』は、差し色を変えた妹(!?)がおりまして。
Kさまが手にしているのは、今年生まれた妹分です。


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翌日の佐浦店長さん。同じお柱織りに、池田リサ先生のほぐし絣の九寸を合わせて。
池田先生の綺麗な色と織りの帯が、着物までまた初日のときとは違うように見せるから
帯って深いなぁ・・・とつくづく。勉強になります!
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iwasakiの織り半襟に、青木間道をモチーフにした半巾帯『コースライン』を締めて・・・。


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お若いiwasakiのユーザーさんのおひとり。この日は、銀河絹の山形斜文の半巾帯を締めて。
八寸もお使いくださっているのですが。
「無地の銀河絹の山形斜文の八寸を、オーダーしようと思っていたのですが・・・。
実はこの着物と同系色のものを考えていたのですが。でもやっぱり、色々合わせてみたら
同系ではないほうが良い気がして。。。この水色にしようと思います!」と。
様々なシーンでお使い頂ければ・・・私たちも本当に嬉しいです。
末永くお使いいただけたら・・・と希っております!ありがとうございます。

嬉しすぎる再会は、次回に続きます。。。





# by senshoku-iwasaki | 2019-04-24 00:03 | 展示会・お知らせ
染織こうげい・浜松店さんでの作品展、お陰様で終了いたしました。
お出かけ頂きましたお客様、染織こうげい・浜松店の皆さま、心より感謝しております。。。
金・土・日曜日と、こうげいさんにお邪魔しておりましたクニヒサでした。
今回も次なる制作の勇気を!たくさん頂きました。
ありがとうございました。

また、会場にiwasakiの織物を身に着けてお出でくださいました・・・
嬉しすぎる皆さまのスナップは、あらためてご紹介させてください!

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# by senshoku-iwasaki | 2019-04-22 22:44 | 展示会・お知らせ
本日より染織こうげい・浜松店さんでの作品展始まりました。
本日より22日(月)まで。『岩崎訓久・悦子作品展・糸ぢから』於・染織こうげい・浜松店
☆明日23日(金)・24日(土)・25日(日)はクニヒサが会場に参ります!

いつものことですが・・・。
ギリギリまで取り組んでおりました。
この夏に向けて。
クニヒサ、久々に・・・もじり織りをする為の半綜絖づくりをしまして。
ブランクがかなりありまして。
なんせ、息子がまだ生まれる前だったから・・18年位は前になるかと。
綜絖用の糸が、以前は木綿のカタン糸を使っていたのですが。
今はナイロン製のものが出ておりまして。
切れる心配が無いけど、それはそれで結ぶのが結びにくかったり苦戦して(笑)。
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もじり織りというのは、絽とか紗とか・・透ける織りが出来まして。
八寸帯地で、森くみ子さんの藍染め糸を使った『阿波藍とアイボリー』の透ける版を、
是非とも作ってみたかったのです。
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縞は、赤城の節糸を阿波藍で染めたもの。
潔い(!?)ストライプは、藍の色のチカラと節糸のチカラを信じているから。

作品展ではありますが、所謂「作品」的な立派なモノはありません。
こちらの作為を、できるだけ隠して。。。
使い易そうで、さり気ないけれどしっかりと時間をかけて作られた、アンティークの織物のような
織物たちをイロイロと作りました。

使ってゆくうちに愛おしくなるような、永くお付き合い出来るような・・・
そんな帯、着尺、ショール、ストールたちが揃いました。
お出かけいただけましたら嬉しいです。







# by senshoku-iwasaki | 2019-04-18 23:32 | 展示会・お知らせ
今年のショール『港町parade』は、阿波藍バージョンです。
コットンベースの『parade』は、小さな国の小さな街の小さなお祭りがテーマ。
初めて登場したのは・・・今から6年ほど前の冬のころ。
春を待ちわびて。
マットな木綿にほんの少し光る、シルクのストライプ。

iwasakiらしいといえば、とてもiwasakiらしいのかもだけど。
地味なんだけど。実は作るのには、結構手のかかるコでして(笑)。
伸び率の違う木綿と絹をタテにしているので、機にかけるまでに時間とコツが要ります。。。
が、そのぶんだけの愛おしさがありまして。
ピンク系のストライプだった『parade』の後にブルー系の『港町parade』が生まれまして。
今回は、阿波藍編の港町です。
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阿波藍の研究者でもある、森くみ子さんと一緒にお仕事をさせて頂くようになって。
お話を伺うたび・・やっぱり私たちのご先祖は、海を渡ってやって来たんだなぁ・・・と。
どうりでiwasaki夫婦は、九州や四国の海に惹かれるわけだとミョーに納得しまして(笑)。
森さんに染めて頂いた藍の絹糸が、このショールの主役。(控え目ですが・笑)
ちゃんと(!?)マリンになっているはず・・・。だと、イイなぁ。
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コットンのほうが藍染めというのがフツーかと思うのですが、それじゃないからiwasaki(笑)。
森さんの藍は、絹糸なので。よく見ると地味にキラキラ・・海の水面のよう。

偶然ですが。私(エツコ)の父方、クニヒサの母方の祖父は房総半島の出なのですが。
ショールを織りあげて、房をヨリヨリするたびに。
本当は房は糸なので、糸偏の総と書きたいのだけど。
一般的じゃないかぁ~と思って房の字を使っているのですが。
ふと。あら!これって、房総じゃんっ!
そういえば確か・・・房総半島の先端に、とっても古い神社があると聞いたことが。
気になって調べてみたら、織物にもとても関係しているようで・・・。

今回の『港町parade』、なんだか私の中では壮大なロマンが経緯(タテヨコ)に
詰まっている気がしてなりません。。。





# by senshoku-iwasaki | 2019-04-17 18:53 | 纏う布・暮らしの布
山形斜文の八寸帯地・まるまなこ ローリエと象牙色と。
タテヨコ生糸バージョンの新しい八寸帯地。
まずはグリーン系を織り上げまして、またあらためてアイボリーをタテにかけまして。

18日から始まる、染織こうげい・浜松店さんでの作品展は『糸ぢから』がテーマ。
このシリーズだったらもちろん!贅沢な超太口の国産生糸のチカラが全開です。。。

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月桂樹の葉の色のようなのでローリエとなりました。
タテ糸に銀河シルクを使った山形斜文の八寸帯地は、iwasakiの定番ですが。
また一味違うのは、タテヨコともに同じ太さと色の糸が作り出す菱の感じでしょうか。。。
今回、ヨコにバニラのような白茶を入れたものと2種織ったクニヒサでしたが。
クニヒサはこの、タテヨコ同色タイプが気に入ったようで・・・。

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象牙色は2本作って2本とも象牙色(笑)。
昨年、Rさまにご注文頂いて制作したのは、タテが銀河シルクのタイプでこれに似た象牙色でした。
そのときにも似たようなんだけど、微妙に違う2種を・・。そのときはタテ色が違ったのですが。
今回はヨコ色が少ーし赤味寄りタイプと、黄味寄りのタイプで2種。

象牙色のことを、アイボリーと呼ぶそうなんですが。
iwasaki夫婦の中では、象牙色のほうが若干茶味があるのを指していまして。
アイボリーは、もう少し白っぽい色を指して呼んでいますが・・・。
色ってイロイロ(!?)ムズカシイのです。。。
その日の気分でも、同じ色が違う色に見えることも多々ありまして。
でもそれがまた魅力のひとつ。
象牙色、アイボリー、白茶、バニラ・・・iwasaki夫婦も大好きな色です。

アイボリーといえば。
阿波藍を使ったシリーズ、『阿波藍とアイボリー』はこうげいさんに向けて・・・。
九寸、八寸、半巾、ストールと、iwasaki織物全種で生まれています!
それらもこれからアップしていこうと思います。




# by senshoku-iwasaki | 2019-04-15 22:15 | 着尺・帯
杉綾織りの着尺をステキにお召しになられて・・・。
先週のこと。
ご注文くださっていた八寸帯地を受け取りにいらしてくださったWさま。
「昨年いただいてから、着物になったところを見ていただきたいと思って着て来ました~!」

うわぁ。嬉しいです!!感激ですっ!
昨年の『年に数回のiwasakiのshop・小さな増孝商店』で。
iwasakiの杉綾織りの着尺の中でも一番・・・濃密度規格、タテ糸は生糸でヨコ糸には玉糸。
ナカナカ織り進まない代わりに、ツルツルツヤツヤで柔らかモノのような質感が特徴のコチラ。
Wさまが選んでくださったのは、タテがライトグレーでヨコがシルバーグレーの淡色で。
3寸で切り返し、2寸間だけ小さな菱が雨の雫のように不定期に現れます。

この日はお仲間とのお食事会のお帰りで。
桜がどこも見ごろで。
桜色がベースの型染の花尽くしの帯がとても春らしくて。
そして!Wさまも。峯史仁さんのキノコ染めのブルーの帯締めが美しくて。
あぁ。本当にお似合いでした。
この着尺に掛かっていたときは、こんな素敵な日が来るなんて想像出来ずに織っていました。
もしかしたら、着尺のほうはこの近未来を知っていたのかも。
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この日。
ご注文の八寸帯地のほうもとても喜んでくださって。
ああ。生きててヨカッタ~とつくづく。

我が家の息子が10歳くらいの頃だったかしら。。。
私たちの仕事のスタイルを聞いて
「えっ!?いつ売れるかわからないモノを、こんなに時間かけてとうちゃんと作ってんの??」
と心からビックリされたコトがありましたっけ(笑)。。。

それでなのかどうなのか。
高2になった息子は、「堅気な勤め人になる」という方向性のようですが。
それはそれでとても良きことで。
出来たら「幸せな」堅気な勤め人になって欲しいと希うばかりです。。。

だけど息子よ。
相変わらず母は、今織っているモノがいつ、どなたのお気に入りになるなんて全くわかりませんが。
こうしてWさまのような優しいユーザーさんに、褒めていただけたそれだけで。
心から幸せなキモチになりまして。それがまた次の織物づくりのチカラになりまして。
なんだかずっとエンドレスで自分はちっとも変わらないうちに・・・。
子供たちだけがいつの間にか大人に近づいていて。
春が来るたびにオヨヨ・・と焦ってしまう私。








# by senshoku-iwasaki | 2019-04-13 23:48 | 着尺・帯
仕上げの段階に入っております。。。
先日織り上げた、阿波藍とアイボリーの楊柳ストール。
私(エツコ)が掛かっていた、hands,hands,handsの紬着尺も織りあがりましたので・・・。
その勢いのまま(!?)房のヨリヨリに突入しまして。
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ヨリヨリは私の好きな作業のひとつ。
タテ糸を何本かずつ撚り合わせて。
装飾の意味合いよりもやはり、丈夫さの意味合いのほうが私たちの中では強く。
永くお使いいただく中で、ひっかけにくく手洗いの際にも風合いを損ねぬように願いながら。
重石がわりの本は、南部町の家から連れてきた、特にお気に入りの選抜メンバー(!?)の1冊。
蔵前の工房も自宅も。とにかく狭いので(涙)、全部の荷物はとても入りきらないのです(涙)。

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今回8枚制作した『阿波藍とアイボリー楊柳ストール』。
とりあえず4枚房が出来たところで・・・クニヒサ、すぐさま湯通しをして。
今回もシュッと、イイ感じのシボが出来ました~!

このスーパー連携プレイ(!?)ふと、南部町の筍の季節を思い出しまして。
時期になると、ご近所から頂く掘りたて筍の数が半端ないのです。。。
筍は、掘りたてをすぐさま茹でるのがとにかく美味しいので。
食いしん坊な私は、忙しくてもつい・・筍茹でを優先しておりました(笑)。

筍ごはんは、貰って嬉しい走りの頃のみで。
その後は量を食べられるよう、甘めの薄味で煮物も醤油仕立てに味噌仕立て。。。
とにかく筍がおかずのメイン。
あぁ、庭の山椒の若芽も出た頃かなぁ。
蔵前に来てから。
上顎がかゆくなるくらい(笑)、筍を食べてないなぁ。

うんざりするほどの記憶ほど、離れてしまうと狂おしいほど恋しくなるもので。
今は今のうんざりを、満喫しまくって(笑)。
それをイイ味にした、チームiwasakiならではの織物になりつつあります!
(・・・と思います・笑)







# by senshoku-iwasaki | 2019-04-10 23:01 | 纏う布・暮らしの布