彼らは言える、「ふるさとの味!」。
GWの頃までに本来なら一度、山梨・南部町の家に行って
草取りと、裏山の竹林からの筍をなるべく採ってお
かないと・・夏に行ったときに大変なコトになるの
はわかっているのだけれど。。。

緊急事態宣言が延長となり、またまた南部町が遠く。

いつものように機に向かっていると、扉から
「イワサキさーん、お荷物です」クロネコのお兄さん。
南部町の家のお隣さんから届いたものは。。。

彼らは言える、「ふるさとの味!」。_f0177373_18584744.jpg
立派な筍が2本と、我が家のクレソン、山椒の葉。
「お元気ですか?市小路の筍と、いつも頂いてる
岩崎さんちのクレソン送ります」
お隣のご主人と、この春から小学校に入学した
お孫ちゃんと採ってくださったそうで。うわぁ!
早速に仕事場で鍋にかけまして。

おぉぉ。久しぶりの筍茹でるこの香り。
20年近く筍の里に暮らしていましたから、香り
でがっつりココロを捕まれてしまいます。
実は私(エツコ)、かなりホームシック(笑)。
お山のお家が恋しくて、緑が恋しくて・・・。
でも、土付きの植物は鉢替えの場所も無いし・・


彼らは言える、「ふるさとの味!」。_f0177373_18590599.jpg
気がつけば。
仕事場にひとつふたつと増えてきている・・・
チランジア(エアプランツ)たち。少しずつ大きく
なったり、新しい株が生まれたり、小さな根が出たり。
クニヒサと水やりをしながら癒されています(笑)。

いつもは掘りたてを直ぐに茹でていた筍。
届いたものは、掘ってから2日経っているのでかなり
長いこと火にかけて。
夕ご飯に山椒の葉をいっぱい散らした筍の煮物。

一口食べた子供らの第一声は、
ほぼ同時に「ふるさとの味!」なるほど確かに。
大鉢いっぱいの量も、大きめカットも、ご飯がススム
濃いめの味付けも、産地の南部町の味。
かなり大きめ筍1本、今日だけでほぼ完食。

ウチのばばちゃんには、もう1本の少し小さめのほう
の穂先を中心に・・・もうちょっと上品に煮ることと
するか。。あれれ、クニヒサのふるさとの味って?
商売の忙しかったばばちゃん、昔から中食派だった
ようで・・・。プロの味じゃなぁ。。






# by senshoku-iwasaki | 2020-05-04 22:37 | 岩崎のある日
Nさまの御柱織りに取り掛かりました。
昨年からご注文頂いていたNさまの御柱織りは。
赤味を帯びたチャコールグレーと、
やや青味のシルバーグレーの三つ崩しです。

赤味と青味でからか、遠目に見ると紫っぽい
上品なグレーの無地にも・・・。

そういえば私(エツコ)にとって・・・
このお色こそが、Nさまそのもののように感じて。

Nさまの御柱織りに取り掛かりました。_f0177373_18452016.jpg
初めてお会いした時からずっと変わらず。
いつお会いしても穏やかで、優しくて、ユーモアが
あって、ナチュラルで。

ご注文で制作させて頂く場合、いつもこうして・・
その方のお顔を思い浮かべながら。

染織こうげい・浜松店さんでの作品展のための
新規格の帯地制作に、ギリギリまで時間がかかり。
こうげいさんに無事納品が済んでから、じっくりと
取り掛かりたいと思っていました。

iwasakiいつものことでたいへん恐縮なのですが、
長らくお待ち頂いて。
この秋にはお召し頂けるように織り進めております。

『糸ぢから・春帯夏帯』ですが、第二部として
5月7日(木)~17日(日)まで延長してご紹介
して頂けることになりました。

こうして織物制作を続けさせて頂けていること、
本当に感謝しております。
少しでも良い仕事をしたいと思っております。







# by senshoku-iwasaki | 2020-04-30 22:11 | 着尺・帯
手でワーク。
入学式の前日に緊急事態宣言が出て、念願の(!?)
高校生活がまだ一日も始まらない娘。

推薦試験で一足早く、2月末から春休み状態にも
かかわらず・・ちょうどその頃から新型コロナウイルス
が影を落とし始めて。
小2の時に罹った川崎病の体験からか、日頃から
健康にかなり気を使っている娘は、卒業式からほぼ
家から出る事無くSTAY HOME.。
ヘルマンリクガメの万年(まね)ちゃんのお世話に
高校からの課題をこなしつつ・・・。

iwasakiはいつでも「手でワーク」なのでいつも通り
1階の仕事場でクニヒサと機を織っていると・・・。
上の階からトンカントンカン・・・あれれ!?
景気がイイねぇ、大工さんでも入ってるかい?ってな
具合のサウンドで(笑)。
あら、またお嬢さんの工作が始まったわねぇー。

年明けには始められる・・と聞いたはずのここのビル
の下水管の工事が、業者さんの都合がつかず進まず。
1階のトイレが使えないので(笑)、一日に何度か
自宅階に階段を駆け上がるのが唯一の運動の私。

「かぁつん、出来た~!これで火傷知らずよ」娘。

毎朝使うミルクパン、火加減によっては取っ手がもの
凄く熱くなるコトがありまして。
あちゃちゃ~!と定期的に大騒ぎな私(エツコ)。

「おぉぉ。イイじゃん!あーた才能あるねー。」私
「STAY HOMEの才能でしょ(笑)。」娘
「あら、わかっちゃった?」私
「自分でもチョットそう思ってた(笑)。」娘

滑らない革の鍋つかみは、朝から気分も
上がりそう。どうってないけど、あると
ココロが満たされる、どうってあるモノになる
かもしれない「手でワーク」。
うっかり者の私への心遣いもウレシイ
娘の「手でワーク」。


手でワーク。_f0177373_21240462.jpg

# by senshoku-iwasaki | 2020-04-27 23:12 | 岩崎のある日
染織こうげい・浜松店さんでは。
今年もiwasakiの作品展のオファーを、
昨年から頂いていて。
この半年間、基本的に休日は無く取り組んで
きました。

新しい試み、『糸ぢから春帯夏帯編』。

こんなときでなければ、ぜひ!と言いたいところ
ですが。

染織こうげい・浜松店さんでは。_f0177373_18494511.jpg

写真は『イワサキ式ドロップス』の阿波藍とアイボリー
バージョン。
スカッと爽やかなキモチのよい五月の風のような。。。

皐月といえば、旧暦だったら梅雨のころ。
子供のころ、近所の旧家のお庭に雨の中にぼわんと
幟を立てているお宅がありまして。
描かれた鍾馗さまが怖かったのを覚えていまして。
それに対してこどもの日のころ上がる、
幼なじみのコウちゃん家の、黒と赤と黄緑の大中小の
ナイロン製の鯉のぼりがとても明るく見えて。

そのときに「五月晴れ」の由来を母から聞いたような。。
今は幟を見る機会は無いけれど、
旧暦の皐月の頃のイメージが『ぼわんとストライプ』
新作の八寸だったのに対して
この『阿波藍とアイボリー』は新暦の五月のイメージ。
時代は移っても。
我が子の健やかな成長を願う親のキモチは同じ。
蔵前に来てからは、こいのぼりも見られませんが。。
仕事中、外の通りをマスク姿でベビーカーのママさん
の姿を見るたびに、赤ちゃんを持つ不安に更にこの
不安な事態・・つい、心の中でこいのぼりを振って
エールを送ってしまいます(笑)。
はやく本当の五月晴れになりますように。。。

染織こうげい・浜松店さんでは細心の注意を払って
営業をされています。
今回はクニヒサの在廊は取りやめになりました。
『岩崎訓久・悦子作品展・糸ぢから春帯夏帯』
4月23日(木)~4月27日(月)

# by senshoku-iwasaki | 2020-04-22 23:22 | 展示会・お知らせ
itonosakiさんの企画展のお知らせ。
『大人の半幅帯・初夏揃え 2020』と題して、
itonosakiさんセレクトの手仕事の品々が並びます。

ですが、今年は。
新たに出された緊急事態宣言を踏まえて、南青山の
itonosakiさん店舗は、5月のGW明けまで臨時休業
となっておりまして。

「イトノサキ・エキシビジョン」として
instaglamネット展示会という新しいカタチで
開催中です!@itonosaki_exhibition
itonosakiさんの企画展のお知らせ。_f0177373_19313700.jpg
昨年に引き続き・・今年もイトノサキさんから
iwasakiも半巾帯の出品依頼を頂きまして。
今年の『日本の夏じたく』で並べようと制作し
ていた「半巾50+」の中から10点をお預けして
おります。
昨年から「夏じたくまでに半巾を50本織りためる」
ことを目標に制作してきまして。
今年2月の段階で『日本の夏じたく』の中止が
決まり、いつもよりイロイロなバージョンの
半巾が生まれておりましたので。

itonosakiさんの企画展のお知らせ。_f0177373_19125138.jpg
例えばこんなレアなタイプも。
普段の素材は、ほとんど絹なiwasakiですが。
これはタテがリネン、ヨコは茶綿の杉綾織り。
茶綿は手紡の糸なので不均一さが良くて。
織りの切り返しで菱を出したり、リネンと
茶綿を一越ずつ入れることで、ぐしぐしと
運針のように見えるのも気に入っております。
デッドストックの昔の手織物のような。

実はこう見えて。
このタイプは制作に時間がとてもかかるので
4本しか作らなかったうちの1本です。

「半巾50+」。正直なところまだ40本しか
織り上がっておりませんで(笑)。
このレアタイプの兄弟(!?)を含めて
染織こうげい・浜松店さんでの作品展にも
お預けいたします。。。

・・・結局。
半巾50本ズラリと並べた姿は、私たち自身
今年も見るコトが出来ませんでした(笑)。
来年の夏じたく展までには・・・!?




# by senshoku-iwasaki | 2020-04-20 23:21 | 展示会・お知らせ
新作の夏九寸帯地『ギンガムチェックと眼鏡』。
今年のiwasakiの新シリーズ、透ける夏帯地として・・・。
前回ブログに登場した『白い雲 藍の雲』と
『白い雲 銀の雲』の前に取り掛かったもの。

ミントグリーンのギンガムチェックに浮かぶ雲?
もしくは眼鏡?
新作の夏九寸帯地『ギンガムチェックと眼鏡』。_f0177373_19310669.jpg
この夏帯地シリーズ制作のためにお願いした糸は、
タテヨコともに宮坂製糸さんで双子の玉繭を、
座繰りで引いて頂いたものです。

雲の部分は『御柱織り』で使用している、やはり
iwasakiにとって・・・宮坂製糸さんのとっておき
の玉糸です。


新作の夏九寸帯地『ギンガムチェックと眼鏡』。_f0177373_19312851.jpg
糸ぢから全開で。
だけどふわーっと軽ーくなるように。。。
あれやこれや考えながら浮かばせた雲たちです。

日傘が似合う、夏のお着物姿を思い浮かべて。


# by senshoku-iwasaki | 2020-04-18 22:59 | 着尺・帯
新しい山形斜文は、『ぼわんとストライプ』です
ザーッと、スーッと、ほわーっと落ちる滝の
ようなイメージの縞です。

小さめの山形斜文の大小で。
今回の山形斜文八寸帯地、タテもヨコも群馬県の
碓氷製糸さんの絹糸です。。。
新しい山形斜文は、『ぼわんとストライプ』です_f0177373_18120437.jpg
タテ糸は『ふい絹』という、無撚りの絹糸で。
iwasakiの銀河絹シリーズは、長野の宮坂製糸さんの
『銀河シルク』を使っていますが。
糸のつくり方は、どちらも同じように沢山の繭を、
ゆっくり旋回させながら撚りをかけずにひくそうなの
ですが両者はやはり違いがありまして。
今回はこのために碓氷製糸さんに細めにつくって
頂いたものです。

新しい山形斜文は、『ぼわんとストライプ』です_f0177373_18113738.jpg
ヨコ糸はキビソということなのですが、とても
綺麗に揃ったキビソ(緒糸)です。
タテもヨコも細めの糸で構成してますので、
繊細な感じの仕上がりになりました。

キラッとしつつマットな落ち着きもあって。
今回のタイプも絹のさまざまな表情が楽しめます。
素材のチカラ無くしてiwasakiの織物は出来ませんで。

沢を上って美しい滝を見つけたときのような
静かに織物力を感じるような八寸帯地に・・・
なったらいいなぁ。と思いながら織りました。





# by senshoku-iwasaki | 2020-04-13 21:49 | 着尺・帯
itonosakiさんからの嬉しすぎる画像。
昨年、グレーの無地の吉野格子九寸帯地を制作させて
頂いたNさま。
2月に「itonosakiさんで撮って頂いたの」と画像を
お送りくださいまして。
itonosakiさんからの嬉しすぎる画像。_f0177373_19065814.jpg
その日は結城紬に合わせてくださったそうで・・・。
シックな中に、温かみのあるNさまの着こなしで。
帯締めと帯留めに、ふんわりとやがて来る春が。

そしてもうお一方。
itonosakiさんでiwasakiの八寸帯地『色硝子』を
itonosakiさんからの嬉しすぎる画像。_f0177373_19052838.jpg
お求めくださいましたお客様。
素敵な笑顔とともにitonosakiさんからのお写真を
3月に頂いて。
ブログ掲載のご承諾を最近頂きまして。

あらためて着物ってイイなぁ。
こんな時だからこそかもしれませんが、私たち自身
のココロが満たされてゆく思いになりまして・・。
このタイミングでアップさせていただきました。

itonosakiさんでは
4月17日(金)~5月2日(土)の日程で
「大人の半幅・初夏揃え2020」という企画展を
当初より予定されておりまして。
iwasakiも半巾帯を出品いたします。ただ、この
緊急事態中ですのでネットでの展示会に準備中
とのことです。。。

今年iwasakiは、半巾帯50本を『日本の夏じたく』
で展示しようと準備をしてきましたが、
新型コロナウイルスで中止となりました。
その半巾帯たちは、2本は『日本の夏じたく』のオンラインショップで。それ以外はitonosakiさんの
この展示会と、染織こうげいさんでの作品展に
ご紹介させていただくことになりました。

これからどうなってしまうのか、誰にも見えない
未来だけれど。素敵なユーザーさんのお姿に
iwasaki、励まされまして。私たちに出来ること
は織物づくり以外何もありませんので(涙)。
出来る限りのことを、精一杯頑張りたいと思います。









# by senshoku-iwasaki | 2020-04-08 23:26 | 着尺・帯
日本橋・清寿軒の『栗最中』と『小倉最中』。
3月のこと。
「・・・もうねぇ、ここのどら焼きはいつ行っても
人気で。買えなくなっちゃってねー。」
お世話になっている、染織こうげいの社長さん。
その日は東京オフィスから蔵前にいらしてくださって。

浜松店での作品展の最終打ち合わせと、新作状況の
スナップ撮りに「ほい、エツコさん」。
日本橋・清寿軒の『栗最中』と『小倉最中』。_f0177373_18065724.jpg
うはっ!栗です!カワイイ丸味です!
「ここのね、栗羊羹も有名なのよ。とにかく
行列なのはどら焼きだけど・・」社長さん。
こちらの栗最中スゴイです。なんといっても
程よいサイズの栗がゴロゴロ、餡と渾然一体
となっておりまして。栗好きの私(エツコ)
感激!大きな一粒より、栗だけの餡よりも
もっと栗と小豆の両方を堪能できるのです。。。
おおぉ。
こりゃ、栗羊羹も有名なわけだと納得。

日本橋・清寿軒の『栗最中』と『小倉最中』。_f0177373_18064225.jpg
そしてこちらは以前にも頂いた『小倉最中』。
いつ食べても香ばしさと餡のバランスが良くて。
シュッとした小粋さもステキです。。。

日本橋のどら焼きといえば、この清寿軒さんと
うさぎやさんと言われていますが、私はまだ
清寿軒さんに行ったことが無いので。自転車で
(方向音痴が困った私なのですが・涙)道に
迷いながら(笑)是非とも行きたい!と思いながら。
今は週2で最寄りのスーパーに食料の買い出し
しか表に出ない私。

それにしても・・・。
ぐるぐるぶらぶらキョロキョロ・・・のんきに
出歩ける平和な日々が一刻も早く戻ってきて
ほしいと願うばかりです。





# by senshoku-iwasaki | 2020-04-06 21:59 | 最中
新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。
今年はふわりとエアリーな、透け感のある九寸帯地
を作りたいと。
クニヒサ、この規格について糸の太さや、練り具合
密度などなど・・・。ずっと悩みまして。
ようやく透け感のある雲がふわふわと。

ひとつめは『阿波藍とアイボリー』バージョンです。
新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。_f0177373_18113126.jpg
組成は「めがね織り」という技法でiwasakiおなじみの
緯吉野に似ているのですが、よーく見ると違います。
裏ができるのがめがね織りです。

新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。_f0177373_18114800.jpg
森くみ子さんに染めて頂いた阿波藍の雲が浮かびます。

ふたつめは『白い雲と銀の雲』。

新しい夏向けの九寸帯地は、雲が浮かびます。_f0177373_18125044.jpg
銀鼠の雲が浮かぶバージョンです。

このタテ糸が無地のタイプの前に、ギンガムチェック
のような格子の中に雲を浮かべたタイプを作りまして。
その第一号と、八寸、半巾など数点を
4月9日(木)~4月13日(月)染織こうげい・神戸店
さんの「染織こうげい展」に出品いたします。

写真のタイプは染織こうげい・浜松店さんで。
4月23日(木)~4月27日(月)
「岩崎訓久・悦子作品展・糸ぢから春帯夏帯編」に。

手織りはとにかく時間がかかるもの。
この「春帯夏帯編」のためにこの半年間ずっと・・・。
土日もなく現在進行形で織り続けています。

暗い出来事が続く昨今ですが、
素材力に生かされているiwasakiならではの「糸ぢから」
に、光を感じてくださる方がいらしたら・・・
織物力を信じて織り進めます!







# by senshoku-iwasaki | 2020-04-04 23:35 | 着尺・帯
なるべくいつものテンションで。
先月末に織り上げたショール『繋げてゆく日々』の
房のヨリヨリやら、織り込んだ繋ぎ糸の結んだ糸端
の処理やら・・・。
織りの作業の合間とか、どうにもココロがざわめいて
落ち着かないときとかに進めています。。。
なるべくいつものテンションで。_f0177373_17084771.jpg
iwasakiの大好きな「何でもないフツーの日」を、
そのまま織物にしたようなショールです。

「ものすごく楽しいかって言われたら、そんな
訳でもないけれど。じゃ、つまんなかったのかっ
て訊かれたら、そんなことはない毎日だよ。」
1歳から保育園にずっとお世話になっていた息子
が、たしか6歳の頃の保育園の感想。
それは高2になった現在も。ヘタクソな部活まで
含めて無遅刻無欠席で通う高校生活を尋ねても、
ほぼ同じ回答で(笑)。

「結局はそれが一番なのだと、つくづく思ったよ。
期末テストも無いまま突如休みになって、ラッキー
って一瞬思ったけど、このままじゃなぁ。」息子。

こういう仕事をしていると、世の中の大抵のことに
疎くなるのですが。存続の危機に関わるような内容
になってくると、アタマよりもココロが反応して。

織物はなるべく同じテンションで、同じキモチで、
同じ打ち込みがベスト。
せっかちでイライラしいの本来の私(エツコ)の
性格には向かない手織りの仕事。
30年かかって、焦ったりイライラしてたらゼッタイ
に良いものは作れないことを何度も思い知らされて。
ようやく現在に辿り着けまして。
とりあえず機に向かっているときが一番いつも通り。
何でもないフツーの日のキモチで。

なるべくいつものテンションで。_f0177373_17090715.jpg
グレーの中にもよーく見ると、ちっちゃく色んな色が。
織りを始めた時からずっと、切り糸を捨てることなく
繋いでは織物に戻してきましたが。
今回はとってもイイ感じに活きた気がしまして。
個人的に相当気に入っております(笑)。。。

ナカナカ繋ぐペースが追いつかず30年・・・。
ココロにどうしようもなく波の立つ最近の、寝る前の
30分の糸繋ぎが私の鎮静剤。



# by senshoku-iwasaki | 2020-03-28 18:37 | 纏う布・暮らしの布
桜とカメと卒業式と。
娘の通う中学校の、今日は卒業式。
校庭の桜は2分咲きくらい・・。
コロナウイルスで休校中なので、
先生と卒業生と保護者のみで
在校生や、来賓は無しで短縮バージョン。
でも先生方の心づくしの温かな卒業式で。

2年前の春に山梨・南部町からここ蔵前に。
山の中でサルのように育った娘だったから、
お街に来て悩むこと日々。彼女なりにきっと。
かなーりムリもして頑張って。

でも彼女にとって、私たちが思っていた以上に
台東区が癒しのひとつにもなったようで。
美術館に動物園、浅草橋周辺の皮革専門店、
パーツ屋さんに、浅草の製靴関係の工房・・・。

いつか自分も。つくる手をもつ人になりたくて。
どうしても入りたかった高校に、一足早く推薦
で合格出来てから矢継ぎ早に美術予備校の準備
をしていた娘。。。やけにムキになってるなぁ。
でも、熱は大事なのかなぁ。ま、仕方ないか。
と思っていたのだけれど、それもコロナの影響
で体験入学がことごとく中止に延期。
時間があっても美術館にも爬虫類館にも行けず。
南部町から遊びに来るって言ってたお友達も
みんな出て来れず。
頂いたお祝いで・・・念願だったリクガメを
(何故かクニヒサまで同行して・笑)購入。
ヘルマンリクガメの赤ちゃん、名前どうしよ?娘。
万年生きるように『マネ』ちゃんは?と言うと
エデュアールマネみたいでイイかも。と採用(笑)。
小さなママは、マネちゃんの子守りに一日中。
涙目になればオロオロ病気かと心配し、ずっと
スマホで確認。日光浴に温水浴、ゲージの温湿度
管理で手一杯。
おそらく25歳の我が家のミドリガメのミドリちゃん
は遠目に新入りと、娘を眺めて(笑)。

そういやデッサンのこと言わないなぁ。。。
卒業式の帰り、榊神社の桜。
「美術予備校はちょっと考えようかな」娘。
「あら、そーなの。」私。
「わかりやすい目標設定って、頑張った気になり
やすいものなんだよねぇ・・・」娘。
「まずはこれから始まる高校生活を、目いっぱい
楽しんで。だってあーたの最終目標って、
台東区の靴の職業訓練校って言ってなかった?」
「えへへ。そーなの。でもデッサン巧かったら
カッコイイなーって思って。でもね、カメちゃん
のお世話してたら、もっと日々を、24時間を
無駄にすることなく楽しみたいと思ったの。」
そーか、そーか。
人生もカメちゃんもロングブレス。
良き卒業式でした。



# by senshoku-iwasaki | 2020-03-19 23:31 | 岩崎のある日
再びの『used denim』な御柱織り。
ご注文の御柱織りに取り掛かっています。
染織こうげい・浜松店の佐浦店長さんの
リクエストで生まれた『used denim』。

1969年生まれのiwasaki夫婦なので。。。
ジーンズといえば、着古したリーバイスの
ヘヴィーオンスのジーンズならではの、たて落ち感
は、カッコイイ!というのが条件反射なのです(笑)。
それは古い紬などにもいえまして。
着こんでゆくうちに、ほんのりと縞がたってくる・・
昭和50年代の郡上紬もまさにそんな織物たちでした。
佐浦店長が愛してやまない、古いざざんざ織りや、
伊兵衛織りもそういった織物たち。
もちろん!iwasakiはそれらすべてをリスペクト。

再びの『used denim』な御柱織り。_f0177373_18400459.jpg
御柱織りは、iwasakiの織物のなかでも一番
ヘヴィーデューティーなシリーズですから。
織り進んでくると、織り手前はどんどん膨らみます。。
再びの『used denim』な御柱織り。_f0177373_18394347.jpg
双子の繭の節がたっぷりと。
味わい深いけれど、織りにくいのがこの織物の特徴で。
糸は太いのだけど、サクサクとは織り進まず・・・。
ちょっとずつ。

この4月から高3になる息子は最近、ファッション通!?
おしゃれ情報収集に余念がない様子(笑)。
何をするにも取りあえず知識からの楽屋師匠タイプ。
彼のおしゃれ理論からすると、
たて落ち感ある、本当のビンテージセルビッチデニム
は円熟期の大人にこそ似合うものだそうで。。
若者には細番手で織られた、たて落ちしないタイプ
のほうが魅力的なのだそう。
「ただね、
着たい服と体型が合わないのが問題でさ。」息子。
「ほぅほぅ、なるほど。それはわかる。」私。
「そりゃ、わかるでしょーよ。
あーたの骨格のせいでしょーが!」息子。
私(エツコ)の家系、ジーンズは絶望的な純血の!?
日本人体型(笑)。う~ん、ひょっとしたら着物
だったらワンチャンス・・・やっぱり無いかぁ(笑)。










# by senshoku-iwasaki | 2020-03-16 22:38 | 着尺・帯
2020『阿波藍とアイボリー』は、透ける九寸帯地が仲間入りです。
藍の研究家でもある、徳島の森くみ子さんに
iwasakiで厳選した糸を藍染めして頂いているシリーズ。
今年で4年目となりました。

今までに生紬着尺、八寸帯地、九寸帯地、半巾帯と制作
してきましたが、夏用の九寸帯地はお初です。。。

2020『阿波藍とアイボリー』は、透ける九寸帯地が仲間入りです。_f0177373_19210661.jpg
タテに赤城の節糸、ヨコに宮坂製糸さんの玉糸と
赤城の節糸。
ここ数年、赤城の節糸は入手困難となっていまして。
iwasakiでは、何年か前に購入したストック分を
染めて頂いたもので、
織りはスウェディニッシュレース織りという
技法を用いています。

4月23日(木)~4月27日(月)に今年も。
染織こうげい・浜松店さんで作品展をさせて頂きます!
今回は、透ける帯地をイロイロ・・・。
夏向けのiwasaki定番シリーズになるとイイなぁと。
でも第一弾は、いつだって悪戦苦闘のiwasakiなので。
オヨヨ…と二人であたふた繰り返しながら生まれる
新作たちを、これから少しずつアップしたいと思って
おります!!




# by senshoku-iwasaki | 2020-03-09 23:08 | 着尺・帯
2020『日本の夏じたく』の重要なお知らせ。
5月22日~24日まで予定しておりました今年の『日本の夏じたく』ですが、
新型コロナウイルスの終息状況が現時点で予測出来ないことから・・・。
中止ということになりました。

今年は園内の古建築を使って、出展者各自でお話会や、ワークショップを
予定しておりました。
iwasakiも蓮華院という、三渓も愛した茶室で50本の半巾帯を並べて・・・
自家織物好きのiwasakiならではの視点で作られる、iwasakiの半巾帯の
お話会の準備を進めていたところでした。

2020『日本の夏じたく』の重要なお知らせ。_f0177373_18303583.jpg
2月に屋根の改修工事をしていた蓮華院の下見に行きまして。

2020『日本の夏じたく』の重要なお知らせ。_f0177373_18305336.jpg
ここが原三渓が自らの構想で大正6年に建てたという茶室。
2畳半のこのスペースを、三渓はこよなく愛したと言われています。。。

今年は叶いませんでしたが、来年は!
パワーアップした『日本の夏じたく』と、パワーアップした
iwasakiで皆さまにお目にかかりたいと思います。





# by senshoku-iwasaki | 2020-03-02 22:59 | 展示会・お知らせ
新しいショールのタイトルは『繋げてゆく日々。』
グレー礼賛なiwasaki。

昔から百鼠二百茶といわれるくらい、グレーや茶は
染める度、何通りにも。
黄味のグレーはやわらかく、早春の今頃の色。
青味のグレーはきりりとシャープな色。
赤味のグレーは深みのある優しい色。

穏やかなグレーがベースのシルクのショール。
iwasakiの大好きな
『何でもないフツーの日』そのもののよう。
春から夏にも心地よいように、シャリ感を少し。
地味に変化する地色に、更に地味に(!?)変化
するのは繋ぎ糸。
昨日から今日、今日から明日へ。「何でもない」
を繋げてゆきたくて。
秘かに強い意図を持った繋ぎ糸なのです。。。
新しいショールのタイトルは『繋げてゆく日々。』_f0177373_19175085.jpg
心穏やかに過ごすということが、実はナカナカ
難しいくらいの穏やかではない出来事が次々と。
どうか一刻も早く。
『何でもないフツーの日』に世界中が包まれる
ことを願いながら。。。
新しいショールのタイトルは『繋げてゆく日々。』_f0177373_19151895.jpg
着尺なら切り糸も一度に1,000本を超えるので
機結びも1,000回以上に。。。
結んで結んで繋げて繋げて。
白黒ハッキリしない、穏やかな中間のいろに
なりますように。


# by senshoku-iwasaki | 2020-02-24 22:40 | 纏う布・暮らしの布
パステルな色硝子。
杉綾織の帯地のシリーズ『色硝子』。
テーマはステンドグラス。

光を受けて、蓄えて、放って、輝いて。
祈りの場のそれは崇高で美しくて。
趣味の空間にあるものは愛らしくて。

昨年春に惜しまれつつ閉店した浅草の喫茶店。
「アンジェラス」にも愛らしいステンドグラス
がありました。
屋根裏のようなその空間が好きだったけど、
お店はいつも混んでいて。ナカナカその辺り
の席には案内されずに遠目に眺めて・・・。

iwasakiの『色硝子』もそんな愛らしいものに
なったらなぁ・・・と。
ふんわりと明るいカラーの今回の『色硝子』。

カサカサとしたキビソ糸のタイプと、
ツルツルのこの生糸のタイプと。
同じ絹でも表情はかなり変わります。

パステルな色硝子。_f0177373_19113964.jpg
こちらはツルツルの生糸のタイプ。



# by senshoku-iwasaki | 2020-02-18 22:42 | 着尺・帯
春色のタテ糸の整経。
菜の花、蜂蜜、蒲公英、山吹の色・・・。
黄色は春のエネルギー、いのちの色。
そういえば南部町の工房では、きっとそろそろ飛び交う
スギ花粉の風も黄色かったなぁ。(笑)

ワクワクしたり、ドキドキしたり。
ガッカリしたり、ときめいてみたり。
春という季節が、エネルギーそのものなのかも。

春色のタテ糸の整経。_f0177373_18100654.jpg
中3の娘は、志望する高校が一つしかないとの事で。
その為にはチャンスが2回になるからと受験した
推薦試験で入学出来ることが決まって。
「今までで一番嬉しい~。」と言いながらさっさと
お片付け(笑)。
塾のワークも過去問も。
彼女にとってはもう過去の友。

「受かったらデッサンを習いたいの」と言っていた
とおり、自分でググっていた美術学校の見学に。
「かぁつん、ついてきてぇー。」と頼まれて。
選んだ二つの学校が、ものすごく対極的(笑)。
大手のイケイケか、歴史ある個人経営か・・・。
ネットのレビューや、フォロアー数でいったら
話にならないらしいのだけど。

事実は小説よりも奇なり、な出来事が次々と。
親としてこういう時は何が正解かしら!?と思い
ながらどんどん無口になってしまう私(笑)。

結局。
彼女が自分自身で選んだのは、
レビューは最低のほう。(アタシの直感と同じで
内心ホッとして。)
今日からさっそく体験に。気も行動も早いなぁ。

「知らない人のレビューより、フォロアー数より、
自分の眼で見て、ココロで感じるコトでしょ。」
楽しそうに言い放つ娘の後ろ姿に
黄色い蝶々が止まっているように見えた午後。






# by senshoku-iwasaki | 2020-02-07 23:40 | 岩崎のある日
『イワサキ式ドロップス』織っています。
透け感のある、新しい夏向け八寸帯地に取り掛かって
おりまして。
イメージはドロップス。

「サクマ式」ではなくて『イワサキ式』(笑)。
織物なんだけど、いつもとはチョット違う
所々で糸を絡めて。
生まれてくる、小さなしずくたち。
『イワサキ式ドロップス』織っています。_f0177373_18193971.jpg
私(エツコ)が織っているのは
濃い茶のベースにはピスタチオとハッカのしずく。

『イワサキ式ドロップス』織っています。_f0177373_18203657.jpg
クニヒサが織っているのは
グリーン寄りのターコイズブルーのしずく。

このドロップスたちも。
iwasakiおなじみの緯吉野の組成から。

今年は4月に「染織こうげい・浜松店」さんで作品展です。
昨年から今年のテーマは夏帯と思案していまして。
八寸のほかにも
透け感のある九寸もこれからかかる予定なのですが。
なんせ二人して不器用なものだから・・・。
新しい取り組みは、一発で上手くいくはずもなく(涙)。

オヨヨ・・・。
あれよあれよと1月も過ぎて。
間に合うのかなぁ?間に合わせねば。
カランカランとサクマのドロップス。
あれれ!?白いハッカばっかり?
どうやらウチの子供らは、ハッカがハズレらしく。
この新作は
どうかハズレになりませんように(笑)。










# by senshoku-iwasaki | 2020-02-01 22:24 | 着尺・帯
『半巾50』続々と生まれております。。。
50歳の記念(!?)に半巾帯を50本つくろう!という
ほぼ思いつきのようなノリで始まった企画。

iwasakiにおける半巾帯とは?
実はLIFEそのものなのかもしれないと作りながら痛感。
特に私(エツコ)にとっては。。。

私が取り掛かる場合は、
まずは残り糸を逆算するところから。
ほんのちょっぴり残った糸も、必ず効果的に使い切る
ことを念頭に。
『半巾50』続々と生まれております。。。_f0177373_18494062.jpg
タテ糸の整経はクニヒサが、やはり残り糸から生む縞。
ヨコ糸の入れ方によっては、タテ色を消すことも。
タテを見え隠れさせるのも織物の凹凸感や、奥行きを
出すのに効果的になったりします。

『半巾50』続々と生まれております。。。_f0177373_18501484.jpg
同じタテ糸でもヨコ色が変わればほら・・・。
上の黄色い半巾と同じタテの姉妹とは思えないほど。

同じタテから4本ずつ制作していまして。
クニヒサと私で代わる代わる・・・ちょうど道半ば。
只今25本目の半巾帯を織っております。。。

50本の半巾帯、今年の『日本の夏じたく』展で
ずらりと並べるつもりでおりまして。
ひとつひとつ。
一越一越がまるで今日までの月日のようで。
今織っている奇跡。
これまで作ってこられたキセキ。
「増孝商店」開店中の空き時間にせっせと繋げた
つなぎ糸たちも。
出来る限りの愛を込めて!最大限に活かせるように
散りばめています。

今現在もこれからも。
捨てることなく生み続けたい願いもこめて。




# by senshoku-iwasaki | 2020-01-24 21:50 | 着尺・帯
今春の『メンデストライプ』は、チャック!ファスナー!ジッパー!
『青木間道をモチーフにした八寸帯地』です。
今までに制作してきたものとチョット違うストライプ。
真田紐のような部分がチャック!になっています。
いや、ファスナー?うん、ジッパー!
チャックもファスナーもジッパーも。
どれも同じ。
お口をぎゅっとギュッとギュギュっと(!?)締めて。

今春の『メンデストライプ』は、チャック!ファスナー!ジッパー!_f0177373_18163801.jpg
でもiwasakiはおしゃべりだしなぁ。
もともとゲラだから、笑い出すと止まらないから。
シュルルーっと(!?)ぱっくりと(!?)
開かないようにグッと締まったお色も作りました。

今春の『メンデストライプ』は、チャック!ファスナー!ジッパー!_f0177373_18165470.jpg
今織っているのはビターチョコレートのようなベースで。
ヨコにもファスナーのような段が活きます。
チャックという名称は、巾着からもじって尾道で生まれた
と知り・・・う~ん、感慨深いなぁ。
尾道イイところだったなぁ。また行きたいなぁ。。
そんなコトを二人で話しているうちに・・・
尾道の海のような
ブルーがメインカラーになりました(笑)。

尾道レモンをハチミツに漬けて。
西から少ーしずつやって来る、春を待ちながら・・・
♪~あかいスイートピーぃ~♪
「・・・お口チャックでお願いします。」クニヒサ。
ハイハイ失礼いたしました。



# by senshoku-iwasaki | 2020-01-18 22:51 | 着尺・帯
週1でお散歩しています。
基本的に休日の無いiwasaki。
用事があって仕事が出来ない日が休日というスタイルで。
キッパリとオンオフつけない(つけられない!?)コトに
勝手に自由を謳歌しているつもりになっていたりして(笑)。

蔵前は元々は問屋街なので。
土日休日はお休みの店も多く、オフィスも人がいないから
本当に静かで人通りもない分、こちらは作業が捗ります。
仕事が捗ったら早めに終わりにして。
隅田川沿いの遊歩道を、日頃の運動不足解消に(なるか
どうかは?)少し早歩きでクニヒサと。
(本当は健康診断で運動不足を指摘されたのはクニヒサの
ほうなのだけど)目的が無いのにただ歩くのも・・・と
文句たれるので、江東区にあるホームセンターにカメの
大好物の『カメのおやつパン』を買いに(笑)。

まずは柳橋を渡って遊歩道に降りて。
両国橋の下を通りまして・・・。
週1でお散歩しています。_f0177373_18375227.jpg
このシュッとした橋は新大橋です。
新大橋を渡ると、カレーパンで有名なカトレアのある
森下エリアになるのですが。日曜はお休みだし、
平日でも夕方じゃありつけないので・・・それはまた
改めて出直します!

週1でお散歩しています。_f0177373_18382108.jpg
最近、塗装工事が終了して綺麗になった清洲橋。
清洲橋は、硬派な鉄骨の機械チックな感じでありながら
曲線も美しくて、私(エツコ)のお気に入りのひとつ。
一番ご近所の蔵前橋と、次の両国橋は何故だかものすごく
素っ気なくて。うっかりすると見過ごしてしまうのだけど。
同じ蔵前でも話題のお店の多い、2丁目近くの厩橋も
見応えのあるフォルムでして。
清洲橋も渡ると、やはり人気の清澄白河方面。
カッコイイ橋と人気のエリアって関係あるのかも!?

隅田川沿いの遊歩道テラス、我が家の子供たちも
田舎が恋しくなるとランニングしたり歩いたり。
星を見つけることができるのも嬉しいそうで。
iwasaki夫婦も。リフレッシュとアイディア探しの
週に一度のお散歩です。。。





# by senshoku-iwasaki | 2020-01-14 21:11 | 工房周辺
昨年末にお納めしたMさまの御柱織りは。
伊勢丹新宿店でのグループ展のときにご注文くださった
Mさまは、iwasakiの御柱織りで「何か」をご希望。
しばらく考えて。。。
「私ね、毎日土鍋でご飯を炊くの。
ある作家さんの土鍋なんだけど、本当に美味しいの。
炊いている時も、炊けて食卓に置かれた姿も。
すっごくイイのよ。幸せなキモチになるの。
毎日美味しい土鍋のご飯みたいな三つ崩しがイイかも」

三つ崩しとなると、濃淡がないと作れないので
白米だけではなくて玄米も混ぜていいですか?
遠目には7分づきくらいのご飯に見えるかと思うの
ですが・・・。のクニヒサに
「お任せします!良いようにしてください。」Mさま。
昨年末にお納めしたMさまの御柱織りは。_f0177373_19162889.jpg
懸命に美味しい米づくりに励んでいる人がいて。
美味しいご飯を炊くことに特化して土鍋を作る人がいて。
たくさんの人の手間ひまにMさまの手間ひまも加わって。
Mさまのお宅の食卓は、幸せに満ちているのだから・・・

iwasakiも。
宮坂製糸さんで人の手で懸命に引かれた玉糸で。
双子の繭の節の味わいと、座繰りの手引きの味わいを
存分に引き出せるよう、一越ずつ杼を替えての崩し。

年末に伊勢丹新宿店の特選呉服でMさまに見て頂いて。
とっても喜んでくださって。
心から安堵いたしました。
なんせMさま、お代も先払いだったものだから・・・
実物を見て、もしがっかりされることがあったらと。
でも制作中は。
とっても楽しかった!(笑)だって、つやつやふっくら
まるで炊き立てご飯そのものだったので!

iwasakiは、なんといっても何でもない日が好きです。
特別じゃないフツーの日。
朝は大抵、コーヒーとトースト。
冷蔵庫の夕べの残りを変化させたお昼ご飯を食べて。
今日の仕事は、今日だけのものでもなくて
昨日から明日や来週に繋がってゆく仕事。

ちょっぴり居心地の悪い(!?)特別なお正月という
ハレの日を、いつもより長めに過ごしましたので。
4日からいつも通り仕事場に戻り、あぁ幸せ~。

Mさまの御柱織りのような、毎日着ても飽きない
何でもないけれど幸せなキモチになれる織物を!
今年もせっせと織り続けたいとおもっております。。。



# by senshoku-iwasaki | 2020-01-08 23:00 | 着尺・帯
2020年 あけましておめでとうございます。
新しい年が始まりまして。
どうか皆さまにとりまして穏やかな一年になりますよう。。。

iwasakiも古くて新しい、穏やかで健やかな織物を
今年もココ、蔵前の工房から生み出し続けたいと思います!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2020年 あけましておめでとうございます。_f0177373_15011783.jpg
昨年末に南部町の家から連れ帰った、本や古道具たちを少しだけ。
蔵前の工房は狭いので諦めていたのですが・・・やっぱり。

ちょっとポンコツで、ちょっとブサイクで、ちょっと手のかかる、
そんなモノたちにこそに惹かれてしまう私たち(笑)。
iwasaki織物とよく似ています。。。

蔵前の工房も南部町地代の工房と同じ雰囲気になってきまして。
かなり南部町の工房が恋しくなっていたので(オヨヨ・・)
これでまた、元気に仕事に取り組めそうです!


# by senshoku-iwasaki | 2020-01-01 15:12 | 岩崎のある日
本年もお世話になりました。
ナカナカ仕事納めが出来ないiwasaki。
いや、納められない、納まらない(笑)。
今年も例年通り(いや例年以上に?)年末の雑務をしつつ、
隙を見計らっては(!?)機に座って。

あえて年内で織り上がらないであろう期日で機にかけて。
やっぱりキリ良くなんて織り上がらない(涙)。
だからきっと。
自分は織りが好きなんだろうとつくづく。
だからきっと。
来年も同じように続いてくれるんじゃないかなぁと
希望をもって。
本年もお世話になりました。_f0177373_18560170.jpg
8月に行ったきり行けずにいた、南部町の工房に。
渋滞を避けて夜に蔵前を出て。
久々に満天の星空を仰いで。

あの時は、庭中草ぼうぼうでしたが。
今回は落ち葉で埋もれてしまいそうなほど。

でも落ち葉の下では次なる芽が育まれていて。
来年も同じように続いてくれるんじゃないかなぁと
期待が持てて。


本年もお世話になりました。_f0177373_18561629.jpg
裏庭も落ち葉を取り除いてみると。
山葵とクレソンが青々とよく茂っていて。

高校受験を控えて蔵前で留守番の、娘の大好物の
クレソンたっぷりのトマト鍋が今年最後の鍋かしら。

本当は。
築150年の家の裏庭のモルタルが崩れ始めてきているので。
この冬にでも町内の業者さんに頼もうかしらと
企んでいた私(エツコ)でしたが。
築50年の蔵前のビルの下水管工事のほうが重症で先決かと。
すっかりがっくりど~んより(笑)。

裏庭の水辺は。
下から染み出る水と、山から染み出る水と。
しばらく止まっていた山からの水が、コポコポと音を立てて。
サヤサヤと水が流れていて。
なんだかんだとイロイロあっても。
きっと同じような幸せな明日がきっと来るんじゃないかと
希望も湧いて。

今年も一年お世話になりました。
来年も変わらぬiwasakiでいられるように精進したいと思います。
ありがとうございました。








# by senshoku-iwasaki | 2019-12-31 00:09 | 岩崎のある日
今年の最中も食べ納め。甲府・大野屋の『大野屋最中』と、神田三原堂の『神田っ子最中』。
なんといっても粒あん好きの私(エツコ)。
大納言小豆の粒々あんたっぷりの、美味しい最中二種。

まずは甲府のOさまから「おいしいわよぉ~」と
頂戴いたしました大野屋さんの『大野屋最中』。
今年の最中も食べ納め。甲府・大野屋の『大野屋最中』と、神田三原堂の『神田っ子最中』。_f0177373_18483206.jpg
種(皮)が厚めでしっかり焼き上げた香ばしいお餅を
感じます。そしてぽってり肉厚の種の中にはたっぷり
ずっしり、大納言粒あんが。
Oさん、本当に「おいしいわよぉ~」です!(笑)
あんと種のボリュームがとてもちょうどいい最中でした。

今年の最中も食べ納め。甲府・大野屋の『大野屋最中』と、神田三原堂の『神田っ子最中』。_f0177373_18480641.jpg
こちらは神田三原堂さんの『神田っ子最中』。
いつも美味しい差し入れをくださる、染織こうげい
の社長さんからでした。
『神田っ子最中』とはなるほど。小粋ですっきりと
した小ぶりな最中。
種(皮)は薄めで香ばしく、こちらも中のあんとの
バランスが絶妙です!

あぁ最中。
今年もイロイロいただきました。
餡にも種にもお店それぞれの、特徴があって特色
があって。
iwasakiも。
特徴も特色もある織物を作りたいのです。
iwasakiならではの餡をたっぷり詰め込んで。
どストレートにど真ん中。
甘さ控えめからしっかり甘めまで。
毎日手焼きで種までオリジナル。
親しみやすい中にどこか品があって・・・。
そんな最中な手織物を、これからもひっそりと。
二人っきりの工房から
毎日変わらず同じテンションで。生み出し続けて
ゆくことが私の目標です!







# by senshoku-iwasaki | 2019-12-20 23:15 | 最中
増孝商店『師走場所』無事終了いたしました。
4日間限りのiwasakiのshop『増孝商店』でしたが。
年末の慌ただしい頃・・お出でくださった皆々様、
心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
増孝商店『師走場所』無事終了いたしました。_f0177373_19100642.jpg
甲府からお運びくださったOさま。
杉綾織の紬をとても気に入って下さっていて、
この日も着てきてくださいまして。あぁ嬉しいです。。。
Oさま、2年前からiwasakiにお題をくださっておりまして。
個性的な博多帯に合わせる着尺で、単衣で永く愛せるモノを。
とのお題にようやくiwasakiの提案とOさまが合致。
三つ崩しがお好きなOさまの『御柱織り』が来年生まれます。

増孝商店『師走場所』無事終了いたしました。_f0177373_19102953.jpg
Kさまはカッコよく男前に『青木間道をモチーフにした
八寸帯』を締めてくださって。
「今日はきっとお太鼓崩れちゃってると思うので(笑)、
前だけにしてくださいね。」
とてもお似合いで嬉しかったです!!

増孝商店『師走場所』無事終了いたしました。_f0177373_19105028.jpg
Uさまもご注文で作らせて頂いた『杉綾織の紬』を
お召しになられて。ベージュ系のまわたのつむぎ糸
が濃いめのタテ糸を、鈍く光らせて・・。
よく見ると、切り返しの菱が浮かび上がります。

増孝商店『師走場所』無事終了いたしました。_f0177373_19111005.jpg
iwasakiの半巾帯をいろいろお使いくださっているSさま。
この日は紅花の潔い縞の紬に、iwasakiの織り半襟を。。。
昨年、神楽坂でのグループ展でお求めくださいまして。
1枚だけ残っていた新作の緯吉野の織り半襟に「これも!」
半巾帯と織り半襟。どちらもiwasakiらしい織物で。
そこにハマって下さっている、Sさまの存在は何より
原動力になります!ありがとうございます。


増孝商店『師走場所』無事終了いたしました。_f0177373_19112884.jpg
ekkaのスペシャルなマントを纏ってMさま。
タテヨコ絹で、チャーコールグレーのタテに
シルバーグレーのヨコ。見返しと裾はヒスイ色。
iwasakiは生地を織っただけですが(笑)、サカタの仕事が
とにかく美しいマントでした。

増孝商店『師走場所』無事終了いたしました。_f0177373_19114531.jpg
ekkaのダッフルコートにカラフルタイプの
『楊柳のマフラー』を巻いてKさま。今年久しぶりに
制作した『大きな楊柳マフラー』を手にされて。
「このサイズは持ってないし、明るい色が入っている
タイプのほうが今の私はイイみたい・・・」と。
次回はこのダッフルに『大きな楊柳のマフラー』を
ぜひ!合わせてみてくださーい。。。
増孝商店『師走場所』無事終了いたしました。_f0177373_19120535.jpg
初日に『青木間道をモチーフにした八寸帯』を締めて
お出でくださったKさまは、そのときにお求めくださった
最新の半巾帯を早速締めて最終日にもいらしてくださって!!
うわぁ~。感激ですっ!
夫婦岩崎、50歳記念に取り掛かっている大(!?)
プロジェクト『半巾50』企画の半巾帯たちの一端です。

二人っきりの手織り工房ですので、
出来るモノにも量にも限りがあるわりに、出来たモノは
どうってない地味で、見どころ的にはマニアック(笑)。
にもかかわらず、今回も遠方よりわざわざお立ち寄り
いただいたり、お問い合わせくださったり。
秘かに(!?)始めていたインスタグラム画像を見て
お越しくださったマニアックなお客様に本当に。。。
感謝しかありません。

これからも生きている限り、作り続ける所存です。
ありがとうございました。




# by senshoku-iwasaki | 2019-12-16 23:13 | 増孝商店 KM
『増孝商店・2019師走場所』始まりました。
たった4日間だけのオープンですが、
iwasakiの「いろんな」が詰まっております!

今日は春のような陽気でしたが。
今年は久々に。
マフラーやウールの広幅ショール、ブランケット
等々暖かい織物もたくさん出来ましたので。
よろしければぜひ、お手に取ってご覧いただきたいです。

『増孝商店・2019師走場所』始まりました。_f0177373_18081656.jpg
たとえば新作の楊柳のマフラーはぐしぐしと、
まるで運針みたいな文様を、織り出しています。
なんだか可愛くて・・・
制作者的にはかなりなお気に入り(笑)。
『増孝商店・2019師走場所』始まりました。_f0177373_17353907.jpg
iwasakiの織物は「ぱっと見」よりも「じっと見」で。
じわじわとハートに迫る、愛おしさを
どこかにひっそり(!?)織り込んでおります!



# by senshoku-iwasaki | 2019-12-12 18:28 | 増孝商店 KM
増孝商店『師走場所』、12日より始まります!
久しぶりに簡単なご案内状も作りまして。
これからの『増孝商店』の在り方について考えたり・・・。
つくること、生きることが常に一緒のiwasakiを、リアルタイムで
ユーザーさんであるお客様と繋がれる場であれたらと。
増孝商店『師走場所』、12日より始まります!_f0177373_20224344.jpg
ところが。
12月に入ってからiwasakiはアクシデント続き(涙)。
10月の台風以降、ちょっとした雨でも3階は雨漏りが。
生活スペースの3階のキッチンの排水が詰まり・・・
工房部分である1階の下水も流れが悪く・・・。
築50年のこのビルの、建設当初からの業者さんに来てもらって、
都の下水局の方も来てもらって・・調べて頂いたら。
がーん!
「ビルの下の下水管が割れて崩れかけています」とのことで。

iwasaki結成から28年。
今までに松本、千葉、山梨南部町、そして蔵前と暮らして
きたけれど。これはかなりの大ピンチー蔵前編ー。

息子が小4くらいの頃、寝ぼけて夜中に私を起こして。
「なんで『つまんない』って言葉があるんだろう?だって
流れているのに」と禅問答のようなコトを言ったことが・・。
まったく。
その息子は高2になり、バカなのに大学進学を希望しており、
中3の娘も今後どうなることやら・・・。
まー。ピンチが止まらない(笑)
詰まりっぱなし(!?)のiwasakiの生きる道は、
きっと『つまんなくない』面白い道なのかも。。。

そんなこんなでひょっとするとトイレが使えないかも!?
な『増孝商店』ですが、
『つまんなくない』織物を所狭しを並べておりますので
よろしければお出かけくださいませ!!




# by senshoku-iwasaki | 2019-12-10 22:03 | 増孝商店 KM
秋に織っていたのは、深い色味の地紋の着尺です。
10・11月の二ヶ月間、クニヒサはブランケットを中心に。
新企画の『半巾50』に取り掛かりまして。。。
私(エツコ)は組成の違う着尺を3反織りました。
一反目はこちらの『地紋ある着尺』。
秋に織っていたのは、深い色味の地紋の着尺です。_f0177373_18303324.jpg
タテ糸に群馬・碓氷製糸さんの生糸を。
ヨコ糸に長野・宮坂製糸さんの座繰りの玉糸を使って。
このシリーズは、ヨコ糸の越し数を数えながら・・・
四角の大小でマルをつくる「市松織り」とも呼ばれています。
この大きさでマルを構成したのは今回初めてで、
もっと大きいタイプか、小さいタイプでしたが。
今回の大きさは、もしかしてちょうどいいかもかも・・・。

このシリーズにかかるときは、
数えながらになるので、私語厳禁になりまして。
クニヒサがしゃべりかけても、ほぼスルーなのですが。
何度そう言ってもワカラナイ(いや、ワカリタクナイ!?)
のは岩崎の母でして(笑)。
しゃべりながら嫁のところに直行してくるものだから(涙)
こっちも学習しまして。
ばばちゃんが仕事場に立ち寄る頃合いを見計らって・・・
ヨコ糸を小管に巻く作業に充てておしゃべりタイムに(笑)。
その緩急が良かったのか、
この着尺は織り始めから終わりまで・・何の問題もなく
スムーズにいきまして。

いろんな意味でバランスのよい一品になったかも!?な
この着尺も。
12日からの『増孝商店』に並びます。




# by senshoku-iwasaki | 2019-12-03 22:00 | 着尺・帯