「ご近所のお菓子屋さんの最中なんです・・・。」とYさまから頂いてしまいましたのは、爽やかな柚子の香りの愛らしい最中。淡いピンクとグリーンの種(皮)に翡翠色の餡。パッケージもどこかレトロで可愛いです。 静岡でも歴史のある和菓子屋さんとのことで、現在4代目だそう。しかも種(皮)もこちらで手焼きで制作されているそうなのです。ふわっと軽いけど、ぱりっとした種にしっとりとそしてむにっと(!?)クセになる食感の餡です!白餡に柚子の香りが後を引きまして。気がつくと私(エツコ)三つほど食べており・・(笑)。
Yさま、iwasakiのInstagramをご覧になってお問い合わせくださって、こうげいさんの作品展にお出でくださいました。同じ静岡県内といってもわざわざお運び頂いた上に・・・。ブログも読んでくださったのですね、スミマセン!!恐縮です。。(汗) Yさま今展でiwasaki定番の山形斜文の八寸帯をお選びくださいまして。無地のタイプのそれは、お持ちの様々なお着物に合うといいなぁ・・と思い制作しているシリーズでもあります。 増田屋さんのことをネットで調べたところ4代目であるということや、この柚子もなかが一番の看板商品であるということ、自家製の柚子ペーストであるということ、包装よりも材料に重きを置いて良心的な価格で永く愛されるお菓子作りをされ続けているということ・・・などを知りました。 iwasakiもまさにそういう織物を目指しておりまして。作家モノの作品というよりも、昔からあった、みたいな。4代続けるなんて到底できませんが、50年前にも50年後にあっても全然不思議じゃないような。軽くて爽やかなこの柚子もなかのように、華美ではないけれど愛らしい織物を作れたらと思います! Yさまご馳走さまでした。ありがとうございました。山形斜文の八寸帯がYさまのもとで永くながく愛していただけますように。
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by senshoku-iwasaki
| 2022-04-28 22:27
| 最中
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by senshoku-iwasaki
| 2022-04-27 22:51
| 着尺・帯
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by senshoku-iwasaki
| 2022-04-25 23:58
| 展示会・お知らせ
iwasakiは素材のチカラを何よりも信じています。手織りの場合は、布になるまでおそらく全て・・私たち夫婦の手指が当たらない箇所はありません。 糸を染めて、グルグルとカセから木枠に巻きあげて、整経をして、機にかけて。この段階でタテ糸は全部手に触れています。ヨコ糸もグルグルとカセから小管に巻く時も。左手の親指と人差し指の指先は、ずっと糸を右に左に振りながら。この30年・・・。糸を全く触らなかった日は、もしかすると100日を切るくらいかもしれません。 結局のところ、何をするより糸に触れている時間が一番好きなのだろうと思うのです。。。 だもの。「この糸を活かしたい!」と思う糸しか使いませんので、「それが一番活きるように」が日々のテーマであり、iwasakiの永遠のテーマなのだと思っています。 『絲ぢから』は「織物力」。足りない技術力も糸 のチカラで押し上げて(!?)もらって(笑)。 iwasaki定番の緯吉野の八寸帯地「石畳シリーズ」。シックなヨコ糸ですが、よく見るとタテ糸にはかなりカラフルな七色が・・・。『マルタの石畳』。 学生の頃よりお世話になっている、宮坂製糸さんで「御柱糸」と名付けられていた節だらけの手繰りの玉糸を使った太織着尺の『御柱織り』シリーズ。今回は菱綾の無地のタイプと。一崩し、三崩しの平織りのタイプと。 着尺も糸の太さや密度、規格を変えて・・・。薄手でしなやかなタイプからこのお柱シリーズのようにヘヴィーデューティーなタイプまで、生地の厚さや重さ組成そして糸!をじっくりと感じて頂けたら・・・とても嬉しいです。
岩崎訓久・悦子作品展 『絲ぢから』染織こうげい・浜松店4月21日(木)~25日(月)21日・22日・23日は訓久が在店致します
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by senshoku-iwasaki
| 2022-04-20 22:38
| 展示会・お知らせ
iwasakiの織物は、小品と呼ばれるものほどもしかしたら一番手間ひまかけて制作しています。 これらを作りながら次回の着尺だったり、九寸帯地のヒントを探り出している感じです。特に襟元にチラッとだけの半襟となると。結構こってり系になってしまいます。。。(笑) なので、染織こうげいさんでの作品展に向けての制作もなるべく早めに余裕を持って。そうじゃないと間に合わなくなってしまうので(涙)
写真下は『帯揚げにもなるストール』。こちらは帯前で右と左で印象が少し変わるように変化させてみたり、ぼかしてみたり。帯揚げというと、後染めのものが一般的ですが。織り+織り+織り+織り・・・。 『帯揚げにもなるストール』は、最後は房のヨリヨリまで。手指+手指+手指+手指・・・。帯揚げとして使うことを考えると房は短め。でも、短い房をヨリヨリするって意外と難しかったりするので。自分でもなんだかなぁ??な気分になるのだけれど。こうげいさんのお客さまでお使い頂いている素敵なお姿を拝見すると、大変だったことなんかすーぐ忘れてしまって(笑)。次はまた違う感じで作りますっ!ってキモチに変わってしまうのです。。。 織りバカiwasakiの全力手織り、少量生産ですが小さいモノも是非、見てみてくださいね。
岩崎訓久・悦子作品展 『絲ぢから』染織こうげい・浜松店4月21日(木)~25日(月)21日・22日・23日は訓久が在店致します
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by senshoku-iwasaki
| 2022-04-18 22:18
| 着尺・帯
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岩崎 訓久・悦子
by senshoku-iwasaki
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