2023 明けましておめでとうございます。
本年が皆さまにとりまして健やかで明るい一年と
なりますように・・・

iwasakiもできるだけ毎日を同じコンディション、
同じテンションで同じミッションをこなせるよう
健康に留意してガンバリます!
2023 明けましておめでとうございます。_f0177373_18005386.jpg
昨年末にクニヒサが織り上げた『菱とクロスの八寸帯地』
に鏡餅。織物にも神様が宿っているとなんでか信じてる
私(エツコ)ですが。今年は大好きな近正さんのうさぎ
のスカーフホルダーを乗せて。

ぴょーんと飛び跳ねてくれそうな、なんか縁起のイイ
空気が仕事場に漂っております。。。
ウサギとカメなら断然カメ派のiwasakiですが、今年は
ちょっぴりジャンプも企んでおりまして。
きっといろんなタイミングがうまいこと合ったら・・・
せめて2寸くらいは跳ねたいと思っております(笑)。

ずっとおんなじじゃん!なんて言わないで(笑)
今年のiwasakiの僅かな変化に気付いちゃったら・・・
あなたはもう、iwasakiマニア。

今年もよろしくお願いします!!





# by senshoku-iwasaki | 2023-01-03 22:15 | 岩崎のある日
半巾で始まり半巾で終わる2022、今年もありがとうございました。
正確には織り上がらなくて機にかけたまま…
年を跨いで今年に入ってから織り上った最初の
アイティムが半巾帯だったのですが(笑)。
2022→2023も同じようなカタチとなりました。
しかも今回はクニヒサも私(エツコ)それぞれに。
半巾で始まり半巾で終わる2022、今年もありがとうございました。_f0177373_17392396.jpg
私はグレー系の緯吉野で。タテにもちょっぴり
散らした黄色の縞がほんのりと春めいて。

半巾で始まり半巾で終わる2022、今年もありがとうございました。_f0177373_17393127.jpg
クニヒサのほうは『阿波藍とアイボリー』シリー
ズから平織りと綾織りバージョンで。
こちらも軽やかで爽やかに次の季節に合いそうな。

クニヒサの「50歳の年に、二人で50本の半巾帯
でもつくりましょうか」の思いつき(!?)から
3年が経ち・・・。お陰さまで有難いことに今年
も作り続けることが出来まして。通算152本!
おぉぉ。あれから毎年50本のペースをなんと死守
することが出来ておりますのも偏にユーザーさま
と、ご紹介くださるショップさまのお陰でして。

今年はitonosakiさん、染織こうげいさんのほかに
虎ノ門ヒルズの丁子屋さん、北九州のふくひろ呉
服店さん、福井の有馬呉服店さん・・と。
新たにiwasakiの織物をご紹介くださる販売店さん
や、お会いしてみたかった方と出会うことの出来
た嬉しい年でもありまして。

結成30年の節目の年に感謝の思いでいっぱいです。
iwasakiの幸せは、食う寝ると同じく仕事するです。
四の五の言わずに作り続けることこそ、後から追い
かけてきてくれる仕事に辿り着けるのかもしれない
と感じた一年でもありました。

なので、
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるを信じて(笑)来年も。
みなさまに感謝を込めて・・元気に織り続けます!
ずっと仕事場にいる割には大して織り進まないので
すが・・・ガンバリます(汗)。

今年もありがとうございました。









# by senshoku-iwasaki | 2022-12-29 23:17 | 着尺・帯
帯地や着尺の収納桐箱が増えました。。。
あらあらiwasakiさん、在庫過多!?な訳では無い
のですが・・・。
いや、むしろ
明けても暮れてもずっと作り続けてはいるものの。
ナカナカ思うバランスでアイティムが揃わないの
が手織りのもどかしさ。(涙)

帯地や着尺の収納桐箱が増えました。。。_f0177373_20332000.jpg
織物虻蜂取らずと言われてしまいそうなiwasaki
の芸風は結成当初からでして。
手織りの、自家織物ならではの不確かだけど味の
ある帯地やキモノ地、ショールやマフラー飾り布。
使用する糸の太さや密度や素材も様々に。
ひとつだけの材料に拘らないコトにこだわって。
なぜなら永続的に同じ糸が手に入るとは限らない
から。
でも、マイナスなことばかりでは決してなくて。
どうにか続けてこられたお陰で、新しい興味深い
糸に出会えるチャンスにも巡り合えて。

なので今出来る、今だからこそ作ることが出来る
iwasakiの自家織物を、作れるうちにせっせと作り
置きしたいのです。
毎日、やることが有る幸せを噛みしめながら。
実は箱を増やしたもののガラガラで(笑)。
この収納箱の中がみっちりと。密になるのを目標
に(!?)まだまだ・・・。
今年も仕事納めはきっと無いかなぁ。。。





# by senshoku-iwasaki | 2022-12-21 22:59 | iwasakiの持ち物
カジュアルな織り半襟を作っています。。。
以前…サンプル的にリネンとシルクで小さな布を
織ったことがありまして。
それを半襟としてお使いくださっているハラマキ&
のお二人からのリクエストで、新しい織り半襟を
制作中です。
カジュアルな織り半襟を作っています。。。_f0177373_17280596.jpg
ざっくりと、ほわんと、使い込むうちにとろんと
してくる、リネンとシルクの平織りです。
タテの縞の部分はシルクでこげ茶とピンクが入って
います。ヨコはシルクが中心でリネンを散らすよう
に段にして。所々にヨコの密度を上げた組織が縞を
かき消すように入っています。。。

ヨーロッパのアンティークの布はリネンのものが
多くありまして。小さな格子だったりストライプだ
ったり。似たような風情といえば、古い対馬麻など
も(素材は亜麻でなく苧麻になりますが)使い込ま
れた生活のための布の美しさは、ちょっぴり歪だっ
たりするものの凛とした…愛おしさと美しさを備え
持つという共通項があるように思います。

古道具好きのiwasakiとしましては、そこを目指さ
ないわけにはいきません(笑)。
半襟として使わないときには小さな敷物にも。

来年2月にハラマキ&さんの企画展『きものものの』
に出品いたします。
作っているうちに楽しくなっちゃって。もう少し
違うバージョンも検討中です。。。



# by senshoku-iwasaki | 2022-12-13 21:28 | 着尺・帯
師走の工房で春色のストールを織っております。。。
コットンとシルクのストール『parade』は、
「何処かの国の何処かの街のはずれの小さな小さな
お祭り」がテーマ。

マットな艶消しの木綿の中に、キラリと光るのは
絹の縞。ギンガムチェックのようなシンプルな格子
が絹と木綿の素材の違いからフネフネと波を打ちます。

先日…目に焼き付けてきた瀬戸内の海を思い浮かべ
ながら。阿波藍とアイボリーバージョンなので、
「小さな島の小さなお祭り」かもしれません。。。
師走の工房で春色のストールを織っております。。。_f0177373_18144842.jpg
このシリーズ糸の伸び率が違うので、意外と・・・。
タテ糸を機に巻く「たて巻き」とか二人がかりでやる
ものの大変だったりします。そういった点では
着尺のほうがよっぽど楽だったりするから、手織りで
イロイロ規格の違うアイティムをつくるということは
生産効率は悪いけれど、それだけの面白さもあって。
止められないのだろうと思っています。

師走の工房で春色のストールを織っております。。。_f0177373_18145932.jpg
こちらは春色の『帯揚げにもなるストール』。
少し寝ぼけたようなグリーンがポイント。
まだちょっと眠たい、もう少し寝床でグズグズして
いたいんだけどなぁ。。な、春のイメージ(笑)。

明日は大雪。いよいよ本格的に寒くなる頃だけど。
アタマの中では新緑が芽吹く新しい季節。
スグには出来ないのが手織物。でも確実にコツコツ
積み上がるのも手織物。
今年もいつもの年と同じように、ゆく年もくる年も
何も変わらず織り進めたいと思います。





# by senshoku-iwasaki | 2022-12-06 22:08 | 纏う布・暮らしの布