工房改築 屋根裏
 工房の屋根裏を 屋根裏部屋に 計画です。とりあえず、断熱材を張る。

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このあと、板でフタをして そのあと、壁部分をどうにかして 床にフローリング材を張る予定。
本来、あまり好きではないDIY。いつ出来上がるか、わかりません。
仕事をしつつ、ときどき屋根裏に通います。

クニヒサ
# by senshoku-iwasaki | 2008-06-01 08:56 | 工房改築
ツヤツヤでピカピカ
昨年末に久し振りに岡谷の宮坂製糸所に伺った。

宮坂さん、8年前に伺った時よりなんだかとてもお元気。

娘さんの旦那さんが宮坂製糸所を引き継がれることになったそうで、いっしょにお仕事をされて

いるそう。

いろいろと新しい繰糸機(繭から糸を繰る機械)の開発もされていて、その中でも目をひいたのが

太繊度低張力繰糸機。(一度に300粒~1000粒の繭を低張力で繰糸して1000デニール~

3000デニールの極太の原糸を作る機械)

そのnewマシンで出来た糸が銀河シルク。

糸とりの槽の回転が銀河系の動きに似ていること、糸が天の川のように美しく輝いていることから

銀河シルクと名づけたそうです。

とにかく、このツヤツヤでピカピカな美しい糸を使って半巾帯やショールを織ってみました。

 う~ん。絹って美しいなぁ~。

そういえば、シルクプロテインなのか?宮坂さんいつお会いしてもお肌がツヤツヤ、まるでこの

銀河シルクのような方です。

宮坂製糸所は、昔ながらの手挽きの糸をずっと作り続けておられる製糸所。

最新の技術のそこには必ず人の手指があってこそ。

織り手の私達にとって糸の作り手は、ずーっとなくてはならない人。

どうか細く長く、いつまでもつながっていけますように。

と、星降る冬の星空を見上げて思いました。(銀河シルクにかけてみました)


えつ



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# by senshoku-iwasaki | 2008-02-10 00:00 | 素材
息子の晴れ着
『織り屋の息子だからキモノぐらい私(訓久)が織りましょう。』

9月に息子の七五三に着る紬を織りまして

それがひと月ほどかかりまして

他の仕事が出来ませんで

自家製織物を自家用にするのは本当に大変です。

祥子さん(娘)・・・・ゴメンナサイ。

クニヒサ


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# by senshoku-iwasaki | 2007-12-24 00:00 | 着尺・帯
楊柳のストール増殖中
楊柳のストール

楊柳(ようりゅう)というのはシボのある布のことで、撚りの強い糸を入れることで生まれる面白い

織りです。

経糸の密度や緯に入れる強撚糸の量によってもその風合いはさまざまで、これがほんとうに私

(エツコ)にとってサイコーに楽しいのです。

織物屋を仕事にしている私達、実をいうと織りという長い工程の中で、どこが好きというのは特

別ありません。また、着尺を織るのもウールのコート地を織るのも、マフラーやショールを織る

のも、まったく同じテンションです。

ところが、 楊柳のストール これはちょいと違うのです! 織りなのに “気まぐれ狩人のなん

とか風” みたいなメニューができる唯一のシロモノでして。(笑) 

ストールの長さ分で、好き勝手に工房にあるいろいろな糸を散らすことができるし、制限があま

りないので気分しだいでさまざまになり、二度と同じモノが作れません。

これにすっかりハマってしまった私。今秋は、この 楊柳ストール 明けても暮れても織ってい

ます。  夫には「よくあきませんネー。私は、気まぐれ狩人にも漁師にもなれません。」と言わ

れておりますけど・・・。

ぜひ、今年の秋冬は、私の楊柳ちゃん達を多くの方々に使っていただきたいものです。


えつ


楊柳のストール増殖中 _f0177373_17421154.jpg楊柳のストール増殖中 _f0177373_17425687.jpg楊柳のストール 増殖中!





















iwasakiの楊柳ちゃんは、悦子さんのおかげ?で増殖中
工房となりの空家軒下では、ハチちゃんたちが負けじと増殖中。

クニヒサ



楊柳のストール増殖中 _f0177373_17434486.jpg
ハチ。 も増殖中。
# by senshoku-iwasaki | 2007-10-12 00:00 | 纏う布・暮らしの布
暑い布
この夏は、ほんとうに猛暑でした・・・。

工房も山の中とはいえ、やはり昼間はかるく30℃越え・・・。

扇風機を廻しながらせっせと織っていたのは、これまた目にも暑苦しいウールのコート地。

これは、昨年の展覧会(ギャラリー工)でご注文いただいた方のオリジナルコート地で、素材は

ジャコブウールとシルク。

ジャコブウールは、この10年iwasakiでは必ず冬のコート地に使用しておりまして、最初は必

ずしも風合いが良いとはいえないのですが、使い込むほどになんともいえない弾力性がうま

れ、しっとりと馴染んできます。

紬もそうですが、着慣れていくうちにどんどん自分の布になっていき愛着が増してくる・・・。

そんな織り生地をこれからもせっせと織っていきたいと、ちょっと熱い気持ちになった

ものの・・・


今、目の前にあるコート地は  暑い布  です。


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# by senshoku-iwasaki | 2007-08-31 00:00 | ekka