「おと~さ~んっ!秋明菊は切らないでね~っ!」 先日、「グイーン」と草刈機をまわし始めた夫に声をかけ・・・。 工房のまわりには秋明菊がたくさん自生しておりまして。 私は白いのが好きなんだけど、なぜかここにでてくるのはみんな赤紫のタイプ。 でも、地味ながらもこの花がいっぱい裏の土手を飾る姿がとても好き。 工房の裏には、猫の額ほどの池(!?)があり・・・。 昔はこんこんと水が湧いていたらしいけど、今は山からの水が少し溜まっている感じ。 そこにヤゴとかイモリとかモリアオガエルとか・・・(どれも私的には苦手だったりするんだけど) たっくさんいて。息子は気に入っているし、工房の屋号「井戸端」の由来だったりするものだから、この水辺を残しつつ生活しようと思っております。 この夏はあまりにも暑く・・・。 自宅は道路に面しているせいか、同じ町内でも山の上の工房に比べるとめちゃくちゃ気温が上がって・・・夜もエアコンつけっぱなし・・なんてことも多いので。 土日は、工房に一家でよくお泊りしておりましたが・・・。 工房のまわりにはセミがたくさんたくさんおりまして。 ビックリするくらいいるんです。 せっかく夜涼しいのに。朝4時くらいから起こされる、ヒグラシの大合唱。 秋明菊が咲く頃には、み~んないなくなっちゃうのかと思うと、なんか寂しくもあり・・・。 お盆に入ってからは、ツクツクボウシがにぎやかでして・・・。 もうそろそろ・・・ヒグラシに起こされる心配もないなんて思っていたら、 夜中、ビックリするくらいの大音量の虫の声。 冗談みたいにでっかいバッタが・・・またまたいっぱいデス。 田舎の夜は、昆虫コンサート。 #
by senshoku-iwasaki
| 2008-08-15 17:39
| 工房周辺
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by senshoku-iwasaki
| 2008-08-14 10:03
| 岩崎のある日
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by senshoku-iwasaki
| 2008-08-09 10:53
| 岩崎のある日
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by senshoku-iwasaki
| 2008-08-07 20:56
| 工房改築
先々週、まだ夫が教会の布を織っていたとき。
「エツコさん、私 次にコート地にかかろうと思ったんだけど・・・ 時間的にその前に吉野格子の帯地を、もう一回織ったほうが良いよねぇ?」 「うん、うん。そうして!」と私。 『織り子』なんて言っておいて私、吉野格子は織れません。 だって・・・ちょいとめんどくちゃいんだも~ん(泣) 「・・・そうなると、どんな色系が良いと思う?」と夫。 私は、楊柳のストールを織りながら・・・ 「う~ん。白茶ベース!」 「ほぅ!白茶ね・・・。春に向けって感じかな?」 机上会議ならぬ機上会議は、いつもこんな具合にゆる~く始まります。 「そうそう、春にもオッケー。秋冬もね。」って差し色入れて・・・。」 哀しいかな染織iwasaki、たった二人で織っているので、過程過程と仕事の手の早い方がやっておりますが・・それでも織りは時間がかかり・・・。なかなか、注文品でない限り・・ 秋冬に向けこっくりとした秋冬限定みたいなものは作れませんで。 どうしても3シーズン可。みたいな柄行になってしまいます。 機上会議は終わり、先週は糸を並べて柄の最終確認を(これまたゆるめに!?)して。 ベースは梅で染めてあった白茶。茶はくるみ。緑はヤマモモで黄色に染めた糸にブルーをかけることに決定。緑は難しくて、最初に染まった緑はどうもイメージが違い・・・。もう一度夫が染め直し、のりづけして、昨日の整経に。 「うわぁ~。おとーさん、キレイキレイ!いい感じじゃーん。いよっ!職人!」 なんてオダテまくって昨日ウチに帰ってきて。 洗濯物を取り込もうと、窓を開けて「ぎゃ~っ!!」 「敏ィ(息子)!しょーこ(娘)!おとーさーんっ!!ちょっとぉ!!」 「あ!セミが生まれる~(喜)!!」と息子。 「朝じゃないんだ・・・。」と夫。 私も夫も、初めて見ました。 キホン私は虫嫌い・・・。こんな田舎に住んでいても、セミもカブトムシも苦手です。 「キモチわるっ!と一瞬思ったものの、でもこの羽の美しさに感動。 あまりのセミの美しさに、昨日は整経の写真と一緒に並べるのはちょっと・・。という気になり。 美しいって、スゴイことです・・・。 朝になると・・『ジーリジリジリー』暑苦しく鳴き、イワサキ家を起こしてくれました。 羽はすっかりお馴染みの茶色でしたが。 これまたよく見ると、教会の布の制作に錆びた鉄の感じの色を出したくて 夫は苦労してましたが・・・まさにそんな色と質感。 この暑苦しいアブラゼミにやっつけられてしまった気分。 #
by senshoku-iwasaki
| 2008-08-06 21:32
| 岩崎のある日
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