工房にいながらにして・・・嬉しすぎる再会。
ナカナカお客様にお会いできない状況が続いておりますが。
先日Kさまから届いた、画像付きの嬉しいメール。

「やっとあの着物と帯を合わせることが出来ました!
膝を痛めてしまって、しばらく着物を着ることも出来な
かったのですが。もう大丈夫。あとはコロナが落ち着いて、
早く着物を着て岩崎さんのところに出掛けたいです。。。」

以前お作りさせて頂いた『地紋のある紬』に、
日本刺繡作家の飯島桃子さんが雪花を散らした特注の
お着物。それに合うようにとほぼお任せでオーダー
くださった、ずらし絣の九寸帯地『吉野格子にマル』。
工房にいながらにして・・・嬉しすぎる再会。_f0177373_17340767.jpg
うは~っ!ほんとに嬉しいです!!
地紋のほうは四角のブロックで丸を出していまして。
帯のほうは密度の経った吉野格子の中に、ずらし絣で
ぼわーんと丸を浮かびださせたもので。マルとマル。
Kさま、ありがとうございますっ!


そしてHさまはご自身のインスタグラムのなかで。。。
コーディネイトにiwasakiの帯をお召しくださいました!

昨年生まれた、タテヨコ生糸タイプの山形斜文の八寸。
均等に5色の段というのは、iwasakiでは今まであまり
制作しておりませんでしたので、自分たちのなかでは
イイんじゃないかなぁ・・と思ってはいても。新作は
いつもちょっぴり不安なのですが。(汗)

こうして素敵なお召し姿を目に出来まして。それも
仕事中に開いたインスタで!イワサキ夫婦のテンション
が上がったのは言うまでもありません。。。

工房にいながらにして・・・嬉しすぎる再会。_f0177373_17342671.png
Hさまは札幌で『和の色彩研究所』を主宰されて
おられます。iwasakiの織物も今までに染織こうげい
さんを通じてご注文でお作りさせていただいたり、
イロイロお使いくださっています。。。

仕事場に籠りっぱなしのイワサキ夫婦ですが、
離れていてもこうして素敵なお召し姿に出会えるなんて!
嬉しくてありがたくて・・・またまたチカラが湧きました。
Kさま、Hさま、ありがとうございました!





# by senshoku-iwasaki | 2021-03-16 23:19 | 着尺・帯
2021『御柱』シリーズに綾織りバージョンが生まれました。
山形斜文の綾織りで、切り替えしに菱が出ます。
昨日クニヒサが織り上げたのは、大きな格子の
『色硝子』。絹量たっぷりの贅沢な御柱シリーズ
に、更に綾織りとなると糸量約1.5倍!
ずっしりと。
贅沢この上ない普段着です。。。
2021『御柱』シリーズに綾織りバージョンが生まれました。_f0177373_21230599.jpg
『色硝子』はの、ステンドグラスのようなイメージで。
八寸帯地から生まれたシリーズです。残糸を逆算して
制作することが出来るので、これが作れるようになった
というのが嬉しくて(笑)。この『色硝子』も今まで
制作してきた『崩し』のタイプの残糸から出来ています。

2021『御柱』シリーズに綾織りバージョンが生まれました。_f0177373_21225221.jpg
そしてもう一つは無地で。
写真がムズカシイこの色は、翡翠を感じる銀鼠。

綾織りの御柱は、重量もあるので単衣向き。
夏以外のスリーシーズン、気温に応じて自由に
着回しが出来るフレキシブルな着物になってくれたなら。
私(エツコ)の究極の理想は、そんな着物です。。。

心地よくて、イロイロ楽しめて、愛おしくて。
おまけに民族服でもある着物だもの。
纏うことでココロも上がる、ひょっとしたら母や叔母、
祖母や祖父とも繋がれるかもしれない・・・
地球中探しても、
同じコーディネイトなんて見つからない、それでも
フレキシブルに『今』に寄り添ってくれる・・・

そんな思いで日々織っております。。。




# by senshoku-iwasaki | 2021-03-09 23:34 | 着尺・帯
新しい木綿の着尺は、『蔵前の炭酸水』に続いて『マリーさんのシャンパン』。
超長綿を使って密度を立てて。
タテ糸本数は約1500本。
iwasaki定番の、絹の杉綾の着尺とはぼ同じです。

しなやかで光沢もあって、しかも丈夫な
iwasakiらしい山形斜文の木綿着尺になっています。
ターコイズブルーの第一弾を織りあげて直ぐに
今度はシックなカラーで取り掛かりました。

新しい木綿の着尺は、『蔵前の炭酸水』に続いて『マリーさんのシャンパン』。_f0177373_18541165.jpg
昨日から織り始めた『マリーさんのシャンパン』。
赤味のあるチャコールグレーは、
別名をグレ・ローランサンともいわれていまして。
そんなカラーで細目のストライプの中に、小さな
菱が見え隠れしまして。
今日のような気温が高くて降る、甘雨と呼ばれる
万物に潤いと芽吹きを促す雨のようにも見えます。
新しい木綿の着尺は、『蔵前の炭酸水』に続いて『マリーさんのシャンパン』。_f0177373_18544478.jpg
この「3本縞に菱」は、実は江戸後期の木綿の
縞帳に実際にあったものとほぼ同じサイズで再現。
遠目には潔い太い縞に見え、よく見ると炭酸水の
ような小さな泡のような菱が立ち上ります。。。

4月の染織こうげい・浜松店さんでの作品展に
向けてiwasaki工房は(といってもクニヒサと私の
二人っきりですが・笑)フル回転で。
イロイロ作っております。私がこの木綿着尺を
織っている横でクニヒサは、新しい『御柱』の
綾の着尺を制作中です。それも大きな格子の
ステンドグラスのような『色硝子』で!

コロナ禍の、このような時だからこそ手を止めず
ずっと仕事場に籠って。今までよりも更に時間の
かかるモノを時間をかけて作っていまして。
改良点をその都度考え微調整を重ねながら。
これからのiwasakiの定番にすべく・・・
何年か先に振り返ったときに、この2年の試みが
糧となっていることを願いながら。。。
あぶくのように消えてたりして(笑)。




# by senshoku-iwasaki | 2021-03-02 22:44 | 着尺・帯
ひとつながりのドラえもん!?
iwasaki夫婦、それぞれに制服がありまして。
クニヒサは地厚なフランネルシャツにジーンズ。
私(エツコ)はほぼ毎日、オーバーオール。
KAPITALさんのものが好きで、特に「もったいないデニム」
シリーズは発売の度に求めて現在は3代目。
それらも合わせて5着のオーバーオールのローテーションで。
オバサンのオーバーオール(笑)。
ひとつながりのドラえもん!?_f0177373_18520158.jpg
岩崎の母は買い物が好きで。
馬喰町あたりでいつも似たようなトップスを買ってきては
「アタシには地味だからエツコさんあげる~」とくれます。
地味なのか派手なのかはともかく。いわゆる婦人服なので
アクリルやナイロンなど、私はまず手に取らない素材だっ
たりするのだけれど。服に罪はないので(笑)着ています。
オーバーオール何が凄いって、何を着てもオーバーオール。
この懐の深さも気に入って最近は。
息子が中学生の頃着てた薄手のネルシャツまで(笑)。
とうとう私も。
子供のお下がり着るようになってしまったか・・・。

「今日は息子ネルシャツの中に婆さんですか!でも不思議と
KAPITALのオーバーオールが喰ってますが・・ただ私ずっと
エツコさんがドラえもんに見えてならない」クニヒサ。

「なんでオーバーオール好きなの?」息子。

「うーん。境が無いところかなぁ。。。」私

「くびれとか皆無だもんねー」娘。あーたもでしょーが。

「ONとOFFとか、育児とか介護とかどうもそういう言葉が
しっくりこないと思ったら、アタシ全部が同じ線上でいた
いんだよねぇ。。。境って、危険でもあると思うのよ。
国境があるから争いも起きるように。
境を埋めるのは愛なんじゃないかなぁ。。。あれ?アタシ、
今チョットいいコト言った?まるでImajine?」私。

「ジョンレノンはドラえもんじゃないよ」クニヒサ。

「これ、ほんのキモチなんですけど。。」息子。

この春から進学が決まり、バイトもしている息子からの
キモチって?包みを開けると。
春夏向けの平織りの生成りのホワイトオーバーオール。

あらあら。
バイト代で学費の一部でも自分で稼ぐわけなど無い
けど。こんなコトされるとそれだけですぐ嬉しくなっちゃう
単純な私(笑)。
雨上がりには虹も出る、イロイロあってもきっとイイこと
あるもんだわねー。

でもこれは。
お腹で切り替えのあるオーソドックスなタイプかぁ。。

「何でだろう。やっぱり。
白いドラえもんにしか見えない。。」しつこいクニヒサ。







# by senshoku-iwasaki | 2021-02-23 23:05 | 岩崎のある日
2021新企画に、木綿の綾織り着尺があります。
超長綿を使って、密度を上げた綾織りで。
さらりと、でもしっかりとした木綿の着尺が作りたいと
随分と前から思っておりまして。
新しい試みは規格が難しく、クニヒサ頭をポリポリ。。。

ようやく制作に取り掛かり始めました。
4月の染織こうげい・浜松店での作品展で初お披露目の
予定ですので、記念すべき(!?)一作目は爽やかな
ソーダ水のようなカラーにしました。


2021新企画に、木綿の綾織り着尺があります。_f0177373_18063733.jpg
柳田国男さんの『木綿以前の事』に、日本人の木綿
の歴史はわりと浅く、庶民に唐桟などの木綿が普及
したのは江戸後期頃からとありました。

そういえば今のiwasaki工房のあるこの場所は。
東京工業大学の前身、東京職工学校のあった場所と
いわれていまして。蔵前と称されていたとか。
職工学校では紡績などもあって、江戸後期から明治
にかけて全盛期だった川越唐桟の技術伝承もあり、
全国各地に広められたらしいと聞いてから・・より。
ココで唐桟のような愛される木綿着尺も制作したい
と二人思うようになりました。。。

2021新企画に、木綿の綾織り着尺があります。_f0177373_18052100.jpg
整経後のタテ糸の束。飴細工の初めの部分のようです。
長く絹糸には関わってきましたが。。。素材が違うと
やはり勝手がかなり変わってきます。機にセットする
までいや、セット出来てから織り上げるまで・・・
きっと、ゼッタイ(!?)すんなりとはいかないだろ
うなぁ・・・。
覚悟して少しずつ、だけど何でかしら!?いいモノが
出来る予感がしてならないのはココ、蔵前のチカラが
働いているのかもしれません。

初詣、お向かいの榊神社でしっかりと良い仕事が出来
るように努めます宣言(!?)を心の中でした私。
神様、蔵前様・・・。どうか無事出来ますように!!






# by senshoku-iwasaki | 2021-02-16 22:56 | 着尺・帯