新しい『菱とクロス』八寸帯地はクールでほっこりです。
iwasaki定番の八寸帯といえば
山形斜文のシリーズなどの織りの無地がありますが。

こちらはその変化球。
『菱とクロス』、横になった雷文のようにも見えます。

織りの無地はタテ色とヨコ色で色味が変わり、また
タテ糸とヨコ糸の風情でググっとテクスチャーも違く
なるので作る度に発見があります。

新しい『菱とクロス』八寸帯地はクールでほっこりです。_f0177373_18061714.jpg
この変化球も。
ツルツルの生糸をタテ糸に、少しざらっとした
キビソ糸をヨコ糸に。光の当たり方で見え方も
変わって。。。

この織りは欧米で『クロス』と呼ばれ広く愛され
親しまれているもののひとつ。

強く強く平和を祈りながら。
小さなクロスに願いを込めて。






# by senshoku-iwasaki | 2022-03-14 22:22 | 着尺・帯
2022 最新の木綿着尺『蔵前の炭酸水』は、阿波藍とアイボリーです。
丈夫な杉綾織りで2月に2反制作しました。

昨年、徳島の森くみ子さんに阿波藍で染めて頂いた
超長綿の糸は艶やかでしなやか。

今回はアイボリーもヤマモモの他にクルミ・阿仙で
染めた薄茶や、森さんに染めて頂いた淡い水色に
ヤマモモをかけた淡いグリーンも加わって。
2022 最新の木綿着尺『蔵前の炭酸水』は、阿波藍とアイボリーです。_f0177373_18445128.jpg
細い縞のタイプは、ちょいと小粋な風情です。
汗ばむ季節も清々しい、真白き日傘が似合いそうな。

2022 最新の木綿着尺『蔵前の炭酸水』は、阿波藍とアイボリーです。_f0177373_18444473.jpg
こちらの縞は、細かく切り替えして菱を出して。
紺の中に水色を挟んだ縞の中に見える菱は、まるで
藍の江戸切子のグラスのようです。

杉綾織の着尺
今年になってから絹を2反、木綿を2反と立て続けに
4反制作したのですが。
絹と木綿ではかなり勝手が違いまして。

どちらもそれぞれに、やりにくい箇所が違い・・・。
タテ糸を機にセットするのは断然、木綿のほうが時間
がかかりまして(笑)。二人がかりで一日仕事。

織るのは大体同じくらいですが。
トントンと、筬を打つ音が高いのはこれら木綿着尺の
ほう。軽やかな機音に春を感じながら。

iwasakiの織物は、素材のチカラあってこそ。
来月は今年も。
染織こうげい・浜松店さんで作品展『絲ぢから』。
それに向けて只今楽しく(!?)悪足掻き中。(笑)



# by senshoku-iwasaki | 2022-03-07 23:28 | 着尺・帯
祖父の時代の封筒。
昭和の頃の、派手なオレンジ色の封筒。

1000枚くらい、たぶん印刷屋さんから届いたまんま
で残されていたものの。
そのままだと定形外になっちゃう、ちょいと使いづらさ
もあったのかどうなのか・・・。

捨てるのはもったいない。
さりとて。。。



祖父の時代の封筒。_f0177373_18222690.jpg
iwasakiの商品タグでもおなじみ。
きつつき工房の華子さんに、消しゴムはんこを
作って頂きまして。

おぉぉ。これでグッとiwasakiらしく再利用出来
そうです!
祖父の時代の封筒。_f0177373_18221462.jpg
センスがイイとかオシャレとかとは違うかも?
だけど。
祖父も父もこんな風に再利用されるなんて思って
なかったんじゃないかなぁ。。。

ちょっぴり情報量多めの封筒ですが、
染織iwasakiの封筒として使っていこうと思います。

そういえば。
他にも父の時代の封筒もあったりして(笑)。
消しゴムはんこ、別バージョンもお願いしとかなきゃ
いけなかったかなぁ。。。

にしても。
世の中が脱紙時代に向かっている中・・・。
1000枚、生きてるうちに使い切れるかしら!?

とにかく戦争反対と思いながら今日もトントン
機を織りながら。
明治生まれの祖父もきっと。
そう思ってるんじゃないかなぁ。





# by senshoku-iwasaki | 2022-02-28 22:47 | iwasakiの持ち物
先日のこと、2年ぶりに三家合同味噌づくりをしました。
もう20年以上になりますが・・・。
山梨・南部町に移り住んでからずっとお世話になっている
川合家と渡辺家との年に一度のお楽しみ味噌づくり。

移住を考えていた時に、川合さんが役場の空き家斡旋事業
を教えて下さったり一緒に探して下さったり。
そんな中、川合家でご馳走になったお味噌汁が美味しくて。
「えっちゃんもそう思う?私も豆味噌の美味しさにハマって
ね、足助のお母さんに教わったの。こっちに住んだら一緒に
作る?」
以来ずっと。

愛知・足助町出身の川合さんのご実家では味噌は自家製。
それも豆から。当初はご実家のお豆も頂いたりしていた
のですが、最近はご高齢になり豆は生協で買ったりして
作っていたのですが。
なんと今年は!
山梨が誇る、あけぼの大豆で!
先日のこと、2年ぶりに三家合同味噌づくりをしました。_f0177373_18005906.jpg
大粒で甘みが強くて。
時期のタイミングや、出荷も僅かだったりするので
南部町にいたときもあんまり買えなかったのだけど、
枝豆はサイコーに美味しいのです。。。

渡辺ご夫妻はご主人がジュエリー、奥様はガラス作家。
川合ご夫妻はご主人は金属造形、奥様はステンドグラス。
初めての味噌会では、渡辺家も川合家もお嬢さんがまだ
小さくて。
モノづくりをしながら、生活をしながら、子育ても。
凄いなぁ、素敵だなぁ、そんなことが自分にも出来たら
イイなぁ。無理かなぁ、でも真似したいっ!
(結局、一番ビンボーなiwasaki家に子供が二人って・笑)
楽しいコトや、時にはモヤモヤするコトなんかも。
近況をおしゃべりしながらの楽しい味噌会。

コロナで昨年は集まれなかったのと、その前の年は当日
雪で行けず2年ぶり。
両家のお嬢さんたちは立派な社会人になっていて。
あの時の私に近い年齢に。
月日はあっという間に過ぎてゆくのだとまた実感。。。

先日のこと、2年ぶりに三家合同味噌づくりをしました。_f0177373_18010822.jpg
塩でフタをして、夏の天地返しまで・・・。
すぐに夏がやって来るんだよなぁ。。。

私にとっては人生とモノづくりと子育ての先輩方と
こうして過ごしてこられた20数年が何よりも貴重な
時間で。
川合家秘伝のお味噌、八丁味噌と同じで味が変化し
ます。ヌーヴォーなら若い瑞々しさがあり、1年寝
かすと落ち着いて、3年寝かすと深みが増して。

じっくりと、時間をかけて、この味噌会が少しでも
長く続けていけるように健康を心がけなきゃね!
と。肩、腰、眼・・・と悩みは尽きません。。。




# by senshoku-iwasaki | 2022-02-22 20:21 | 岩崎のある日
きもの円居さんでの作品展、お陰様で終了致しました。
東京でも雪が降ったり・・・連日お寒いなか
感染対策をとってお出で頂きましたお客様、
きもの円居さんのスタッフの皆さまに心より
感謝しております。
本当にありがとうございました。

クニヒサが在店しておりました時の、嬉しすぎる再会
のスナップを。。。
きもの円居さんでの作品展、お陰様で終了致しました。_f0177373_18550439.jpg
iwasakiの定番でもある山形斜文の八寸を、
ダイナミックな縞のお着物に合わせてくださって。
iwasaki大好きな、とびっきりのフツーの日を彩る
素敵な装いですっ!
きもの円居さんでの作品展、お陰様で終了致しました。_f0177373_18553117.jpg
経吉野織りの織小紋『雨音拍子』を、雪尽くしの
ステキな帯に。節のある座繰り糸をヨコに入れた
タイプだったのですが、キモノとなって纏われる
と光沢と節がより、浮き立って見えます。
とてもお似合いで、制作者として嬉しい限りです。
きもの円居さんでの作品展、お陰様で終了致しました。_f0177373_18552003.jpg
iwasakiと日本刺繡の飯島桃子さんとのコラボ帯
『杉綾の間道に青い鳥』を、光沢のある紫の無地
のお着物に。近づく春を感じます。。。
きもの円居さんでの作品展、お陰様で終了致しました。_f0177373_18551236.jpg
きもの円居の斉藤さんは、三崩しの御柱織りに
山形斜文の八寸で。ありがとうございますっ!
この組み合わせ、iwasakiの中でも『民藝』に
一番近いものだと思います。一見どうってない
のだけど、素材力の問われるものでして。
お仕事でキモノを着るプロに、こうして使って
頂けている事、何よりも励みになります!


きもの円居さんでの作品展、お陰様で終了致しました。_f0177373_18562135.jpg
お仕事でキモノを着るプロといえば。円居さんで
着付けの先生をされておられるこのお方も(嬉)。
ある日は『青木間道をモチーフにした織り半襟』
をさりげなく。
きもの円居さんでの作品展、お陰様で終了致しました。_f0177373_18545299.jpg
そしてある日は、山形斜文の八寸『隣りの芝生』
を、カッコよく締めてくださって。
お太鼓の日もあったのですが、こういうシャープ
なカタチだとまた菱の見え方が変わりますね。
とても興味深く、また次作の参考になります。

iwasaki、作りたいと思うモノを作ってはこうして
作品展をさせて頂いて、生かさせて貰っています。
このような状況のなかですが、今回もたくさんの
勇気を皆さまに頂きました。
工房では次なる『定番』を目指した新シリーズに
取り掛かっております。
手指は止めることなく、一越一越今日も織り進め
たいと思います。

ありがとうございました。


# by senshoku-iwasaki | 2022-02-15 23:37 | 展示会・お知らせ