染織こうげい・浜松店さんでの岩崎訓久・悦子織物展『絲ぢから』いよいよです。
27日(木)から始まります。今回はクニヒサが
27・28・29・30日と4日間染織こうげい浜松店さ
んにお邪魔いたします。

先週は出品する織物たちを梱包しながら、改めて。
作った傍からすぐ忘れちゃう残念な私(エツコ)。
「おぉぉ。そーだった、コレ傑作じゃないかなぁ」
「そうですねぇ。イイと思いますよ。」クニヒサ。
「エツコさん、これなんかイイじゃないですか!」
「いいけど。それ、自分が織ってたじゃないの。」
あらあら、残念な記憶力はクニヒサも。(笑)
お幸せなiwasaki、二人していつだって真っ新な
キモチで取り組んでおります!

でもでも。
今回のラインナップは特に、どれをとっても。
とてもiwasakiらしい、どれもiwasakiらしい。
制作者としましてはこれ以上の出来は今まで
なかったかも!?と思うくらい
どこまでもiwasakiで気に入っております。
染織こうげい・浜松店さんでの岩崎訓久・悦子織物展『絲ぢから』いよいよです。_f0177373_20353857.jpg
『菱とクロスの八寸帯地・砂と翠玉』。
タテヨコの糸と色味でニュアンスのある質感
になっております。。。

染織こうげい・浜松店さんでの岩崎訓久・悦子織物展『絲ぢから』いよいよです。_f0177373_20354634.jpg
『帯揚げにもなるストール』も淡いタイプ、
渋いタイプ・・色々と作りました。
渋いタイプは山梨で制作していた時に梅の枝
などで染めた絹糸をヨコに散らしてみたり。

iwasakiの織物には50万を超えるような高額な
モノはまずありません。
箪笥の肥やしなんかじゃなくて、特別なハレの日
のモノでもなくて、何でもない愛おしすぎるフツー
の日に花を添えるような手仕事を。
何気なく使ってゆくうちに・・・あれあれ
なんか最初に会った時よりも気に入ってるのかも。
なーんて小さな沼にハマっていただきたく(!?)
日々イッパイイッパイで制作しております。

お出かけ頂けましたら嬉しいです。

岩崎訓久・悦子織物展
絲ぢから
4/27(木)〜5/1(月)
# by senshoku-iwasaki | 2023-04-25 22:53 | 展示会・お知らせ
新作の夏用の九寸帯地も色々と作りました。
まだ4月なのに、今日は東京も暑かったですね。。。

iwasakiの仕事が、着尺や帯地制作中心になってから
20年ほどになりますが。
その当時で既に着物のお約束の、単衣や袷の季節感は
かなりズレズレで。

そこで私(エツコ)、自分が着るために織りの規格を
変えることで糸量(絹量)を変えてオールシーズン
単衣で過ごせるアイティムを増やしまして・・・。
セリシンを残した夏用の織物は、主に5月~9月と思っ
て作っていたものの、昨年は10月まで着ました(汗)。
5年前からは超長綿を使った、しなやかな木綿着尺も。

カジュアルな、趣味の織りの着物ですから、その日の
気温や湿度に応じて・・お召し下さるユーザーさんも
臨機応変に楽しんでいただけているのも大変心強く。
私の大好きな、何でもないフツーの日の代表選手(!?)
といえば半巾帯。でも、ちょっとおめかししてお出かけ
の日に、涼しげな名古屋帯も。


新作の夏用の九寸帯地も色々と作りました。_f0177373_18053250.jpg
長野の宮坂製糸さんと群馬の碓氷製糸さんの玉糸
と生糸を使った、吉野織りのゼリービーンズ。
ベースのアイボリーは、ヤマモモとクルミで染め
た糸です。綺麗な黄色は、三溪園で分けて頂いた
蓮の葉で染めたもの。

新作の夏用の九寸帯地も色々と作りました。_f0177373_18054272.jpg
こちらは綾織りの阿波藍とアイボリーバージョンで、
全通柄です。

夏九寸シリーズも今回いろいろ。
濃いグレー地に『菱とクロス』バージョンなどなど。
暑い春も暑い秋も。もちろん盛夏も!
染織こうげい・浜松店さんでの作品展ではiwasakiの
現在の精一杯の仕事展となります。
毎回のことなのですが、これだけ全力でまいにちを
積み重ねて過ごせるiwasakiは本当に幸せだなぁと。
しんどい時も多々ありますが。(笑)

染織こうげい・浜松店さんでの私たちの織物展、
よろしければぜひ、お手にとってご覧いただきたいです。


岩崎訓久・悦子 織物展 
絲ぢから
4/27(木)〜5/1(月)
染織こうげい浜松店

# by senshoku-iwasaki | 2023-04-20 22:41 | 着尺・帯
湯のしから帰った最新の木綿着尺は、スカッとした格子です。。。
つるりと光沢もある超長綿を使って。
iwasakiの木綿着尺は杉綾織でもしなやかです。
単衣の季節に心地よく過ごせるように。

今回は段の中に絹も入って。
光沢感が違うのでちらりとキラリ。
湯のしから帰った最新の木綿着尺は、スカッとした格子です。。。_f0177373_17543703.jpg
4月27日(木)~5月1日(月)浜松の染織こうげいさんで開催される岩崎訓久・悦子展。

毎年やらせていただいているのですが、毎回何か
新しい試みを取り入れておりまして。
今回のこの木綿着尺も。
今までに制作してきた『蔵前の炭酸水』シリーズ
とはチョット違う仕上がりになっております。

この作品展に向けて、透け感のある夏用の九寸の
帯地や、最近まで織っていた地紋の着尺などなど
湯のしをお願いしていた反物の仕上げも上がって。
まだまだこれから。
せっせと。帯揚げになるストールの房のヨリヨリ
やら湯通しやら。。。

夜の内職もやりたいのだけれど。
今年から町会絡みのお祭りも再開となって何かと。
「忙しそうで景気イイじゃん」なんて言われても。
ここいらの商売人のOB・OGたちには、製造業は
全く理解が無いようで。。。
作るのに時間がかかるからずっと作ってるだけで。
それでなくても時間を取られてるのでので・・・
出来たらシャッター閉めたまま仕事がしたい春。



# by senshoku-iwasaki | 2023-04-11 22:07 | 着尺・帯
4月はiwasakiも3か所で開花(!?)します!
4月のiwasakiは大忙し。
昨年末からこの春に向けてせっせと冬ごもりで制作
してきた品々が、ようやく陽光を浴びます。。。

先ずは染織こうげい・神戸店さんで創業以来毎年
開催されている『染織こうげい展』。染織こうげい
さんならではの魅力あふれる作家の方々の新作の中
に、iwasakiの八寸、九寸、半巾が数点並びます。

4月6日(木)~10日(月)染織こうげい神戸店
4月はiwasakiも3か所で開花(!?)します!_f0177373_18234722.jpg
こちらの緯吉野八寸帯地『甕垂・釉の格子』は
染織こうげい展に出品いたします。

そして4月12日(水)~5月6日(土)は今年も。
青山のitonosakiさんでは
『大人の半幅・初夏揃え 2023』が開催されます。
4月はiwasakiも3か所で開花(!?)します!_f0177373_18240444.jpg
4月はiwasakiも3か所で開花(!?)します!_f0177373_18235420.jpg
itonosakiさんには同じ『甕垂』シリーズの
半巾タイプを出品いたします。
イトノサキ好みの素敵な注染の浴衣地や着尺や、
半幅帯たちの中に今年もiwasaki参加出来まして
とても嬉しいです。。。

さてさて。
そして4月27日(木)~5月1日(月)
染織こうげい・浜松店さんでの染織iwasaki展です。
こちらにはiwasakiの現在の全てを集結させるべ
く(大袈裟ですかね~でもホント・笑)まだまだ
走っております!
iwasakiにとって、織ることは生きること。
生活と切り離す事無く、理想は長屋の職人の如く。
日常の雑音(!?)と共に。爺さん婆さん子供に
自分。いろんなガヤ(!?)も織り込みながら・・
今しか、iwasakiにしか出来ないサイコーな織物を。
それがどなたかにとって花となるよう願いながら・・
作り続けて参ります!


# by senshoku-iwasaki | 2023-04-04 22:40 | 展示会・お知らせ
今回の『イワサキ式ドロップス八寸帯地』は青葉な格子です。
緯吉野八寸帯地『イワサキ式ドロップス』。

青葉のような大きな縞に、アイボリーが際立ちます。
ヨコの地糸はカサッとしたキビソ糸を。
緯吉野の波のような組成が、青葉の頃の爽やかな風
のようです。。。鰹が食べたくなりました(笑)。
今回の『イワサキ式ドロップス八寸帯地』は青葉な格子です。_f0177373_17585962.jpg
今回の『イワサキ式ドロップス八寸帯地』は青葉な格子です。_f0177373_20385043.jpg
今回のドロップスは控えめに(!?)アイボリーの段
の中にあります。

この帯地にクニヒサが掛かっていたのは2月末から3月
初旬のことでしたが。
白っぽいお着物や、藍の木綿の着物にも合いそう・・
と、脳内はすっかり初夏のモードで話しておりました。
まだ時間はある・・・と思っていたのも束の間。。。
あっという間に3月も終わり!?困る困る(涙)

そしてアレヨアレヨ・・・と。
初鰹の頃になってしまうのね。。





# by senshoku-iwasaki | 2023-03-29 22:08 | 着尺・帯