1 ![]() 楊柳のストールは、iwasakiの定番アイティム。 もう15年以上・・・毎年30~50枚以上は織っております。 シボをつくるのは、絹糸に強く撚りをかけた・・強撚糸と呼ばれる糸で、 『お召』のキモノなどに使われている絹糸です。 同じ絹糸でも、繭の種類や、糸のとり方、撚り加減、練り加減・・・で その表情はさまざま。 iwasakiでは、それらの特徴を活かして・・・帯地や着尺、もちろん連動して・・・ ショールやストールにも使っています。 春なら・・・まわたのつむぎ糸をたっぷり入れて、ほっこりと。 冬なら・・・絹のほかにウールや、シルクールも入れて、ポカポカに。 そして・・・夏なら!やっぱり・・・さっぱり!シャリシャリ! セリシンを残した、夏用紬の生糸を多めに用いて・・・肌にベタッとしないようにしています。 ただ・・まわたのような柔らかさはないので、好みが分かれるのですが(笑)。 それでも毎年、この『夏楊柳』を楽しみにしてくださるマニアックな方もいらっしゃって・・・。 ありがたいなぁ・・・嬉しいなぁ・・・。 なんてったって私(エツコ)は、この楊柳のシリーズが大好きなのです。 小管(こくだ)にほんの少し残った・・・糸だって、効果的に活きる瞬間に出会えます。 織物を、続けてきて。 ひとつだけハッキリと解ったコトがありまして。 『何かの犠牲に何かが生まれる』みたいなコトがあるとしたら、それはお蚕さんが絹糸を授けて くれたコトだけで、何一つ犠牲は許されないのです。 例えば、織っているときにどこかタテ糸にキシミがあったとして・・・それを無視して強引にやっつけよう! なんてすると・・・とたんにこっちがコテンパンにやっつけられてしまいます(涙)。 なので、お蚕さんへの感謝のキモチだけは忘れずに・・・『活かしきる』を私はモットーとしています。 楊柳のストール、色だけじゃなくて。 手触りまでもさまざまな、絹との出会いになってくれたら嬉しいなぁ・・・と思って作っています。 私の大好きな日常は、晴れの日ばかりじゃ・・もちろんなくて。何をやってもうまくいかない土砂降り の夜(このまま夜が明けないんじゃないか?と思うくらいの・・・)だってありますが。 過ぎてしまえば、どれもこれも・・・かけがえのないsunny days。 そして明日も・・・眩しい日々を!! 23日からの『増孝商店・夏場所』にて最新作が登場です。 ![]() 楊柳のストール『sunny days』¥18,000+税~です。 ▲
by senshoku-iwasaki
| 2014-07-16 22:29
| 増孝商店 KM
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